ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

電視観望やりたい人は来てくださーい! …星の村イベント

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星の村スターライトフェスティバル会場のKYOEIブース前で電視観望のデモンストレーションを行います。皆さまに実際に触っていただけるように準備いたします。(除菌などのコロナ対策もしっかりと講じます)

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昨年の長野県北八ヶ岳・小海星と自然のフェスタ会場での電視観望の雰囲気

電視観望はこんな手順で楽しんでいただけると思います。

1.撮影したい天体を選択 → 2.天体自動導入 → 3.プレートソルビング → 4.ライブスタックで撮影 → 5.タブレット画面をスマホでパシャ(お土産)

星の村スターライトフェスティバルに出店します!

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KYOEIは星の村スターライトフェスティバルに参加します。今年も電視観望を皆さまに体感していただきたく、パソコンや大型モニターを用意して参加いたします。もちろんZWO社やQHYCCD社のCMOSカメラなどのブース販売もいたします。

・2020年10月9日(金)~11日(日) ・福島県田村市滝根町 星の村天文台

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KYOEIはコロナウィルス対策をしっかり行って参ります。皆さまのご来ブースをお待ちしています。

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フルサイズ 冷却CMOSカメラ…ZWO ASI2400MC-PRO入荷!

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お待たせ致しました。ようやくZWO社ASI2400MC-PROが入荷してきました。いまならこの人気商品をすぐにお届けすることが出来ます!

先日、筆者はフルサイズのこの機種を使ってテスト撮影して直感的に感じたことを書き綴ります。

1.使いやすい 2.ノイズが少ない 3.画像処理しやすい 4.写野の広さに感動

いままで食わず嫌いだったせいか、フルサイズ機種はなんとなく敷居が高くて取り扱いが難しそうと思っていました。ところが使ってみると、なんでいままで撮影してみなかったんだろうと、そのフルサイズが持つ高いポテンシャルの余裕を実感することが出来ました。当たり前のことですが、撮影対象天体と写野内に広がる余白のエリアによって広がりのある空間描写が生まれて、それが気持ち的にもゆとりに繋がるようです(笑)

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A1サイズにプリントした北アメリカ星雲 (A4サイズの8倍の面積)

たまには撮影した天体写真を紙焼きプリントしてみてはいかがでしょうか。こんなに大きくしても星像は小さくて観賞用には十分です。写真展やお部屋に飾ってみるのも楽しいのではないでしょうか!

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左:新製品ASI462MC(チップサイズ5.6×3.2) 右:ASI2400MC-PRO(同36×24)

かつて流行った冷却CCDカメラ時代から20年ほど経ち、いまではフルサイズの冷却CMOSカメラがようやく市民権を持つようになってきたのかなと感じるようになりました。

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アメリカ星雲の撮影システム:カメラASI2400MC-PRO + 焦点距離450mm望遠鏡

MGEN-3って簡単で凄い!

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久しぶりにMGEN-3を使って協栄産業東京店前の舗道でオートガイドしてみました。ここはご存知の通り秋葉原電気街や神田駅のそばに位置していて、街灯の明るさはピカ一なロケーションです。

オートガイドをスタートさせるには、1.ガイド鏡の焦点距離を設定→2.LiveView画面に写る恒星でピントを合わせる→3.One-push機能を選択→4.自動的にキャリブレーションを実行(約30秒間)→5.オートガイド開始  超簡単なのです!

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ご覧のようにGain=6、露出=0.5秒で4個の恒星を自動認識してキャリブレーションしています。テスト当夜は1等星のアンタレスがなんとか見える程度。ちなみに北方向は高層ビルなので極軸は合わせていません。

どんな環境でオートガイドしているか以下のムービーをご覧ください。(収録:22秒)

 

セレストロンRASA8って凄い!

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八ヶ岳山麓のペンションで3日目の夜に撮影した、白鳥座にある5,000光年彼方の「クレセント星雲」です。電視観望のいわゆるライブスタック機能での撮影なので、タブレット画面上にみるみる浮き上がってくるこの星雲画像を見て、筆者はある意味興奮を覚えました(^^)

セレストロンRASA8望遠鏡ZWO社ASI294MC-PROiOptron CEM40赤道儀ZWO社ASIAIR-PRO 露出:2分×30枚スタッフ

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このスクリーンショット画像は、本撮影前の確認用プレビューです。ご覧のように、露出時間はたったの2分でしかも1枚ものです。RASA8望遠鏡のF値=2という極めて明るい光学系のなせる技かもしれません!

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こちらは同じ夜に撮影した「ガーネットスター星雲」です。撮影システムや撮影方法はクレセント星雲と同じです。露出時間だけが異なり3分×20枚です。

いずれにしてもこんなに写ってくれるので、夜空の下でタブレットの画面を見ながら快適で満足度の高い電視観望を楽しむことが出来ました。

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この写真は撮影システムです。昨年全国の星まつり会場で皆様に見ていただいた電視観望システムと同じ機材構成です。

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おまけのアンドロメダ銀河画像は、露出時間3分×1枚画像です。この時は薄雲が出てきてしまったのですが、それでもこんなに細かなディテールが写っているのには驚愕。RASA8のF値2という明るさは、何物にも変えがたい強力な武器と言えるでしょう😎

電視観望スタイルで天体撮影!

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本日深夜の八ヶ岳山麓で快適な天体撮影を楽しみました。高原は涼しいので基本的には屋外で撮影しているのですが、ご覧のようにZWO社ASIAIR-PROタブレットを使ってWi-Fi通信を行うと、ペンションの室内から撮影コントロールができて超便利になります。

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アメリカ星雲:ZWO社ASI6200MM-P + FSQ85 + フラットナー 2分×10枚ライブスタック 冷却0℃ *フラットナーの効果は絶大です。フルサイズCMOSカメラの必需品ですね。

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アイリス星雲:ZWO社ASI2400MC-P + FSQ85 1分×30枚ライブスタック 冷却0℃ *カラーCMOSカメラなのに分子雲がここまで出てくれました。

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木星and土星:ZWO社ASI462MCμ180 + 2倍パワーメイト 3,000フレーム Autostakkert3! Registax *新製品ASI462MCの威力は凄い😎

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ハート星雲:ZWO社ASI294MC-Pセレストロン社RASA8 + 2分×30枚ライブスタック 冷却0℃

 

八ヶ岳山麓は雲がたくさん流れてきて撮影に良い状況待ちの時間が多かったのですが、KYOEIスタッフと筆者で撮影しました。特にハート星雲の撮影時は、1等星がやっと見える程度の雲越しに撮ったものです。望遠鏡のセレストロン社RASA8がすごいのか冷却CMOSカメラがすごいのか…いずれにしても凄い時代になったものです(^^)

八ヶ岳山麓で電視観望!

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山梨県北杜市にあるペンションスターパーティーさんにお邪魔して、星空を久しぶりに満喫しています。昨夜はいま話題の「セレストロン社StarSense EXPLORER望遠鏡」「http://www.kyoei-tokyo.jp/shopbrand/ct1148/」でスマホ天体導入を快適に楽しみました。これはスマホのカメラレンズを介して星々を写し、その恒星の位置解析にて天体を手動で導入するシステムです。

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これは星空観察の革命ではないかと思うほど感動しました。1.スマホアプリにてゲーム感覚で簡単にできる。2.難しそうな天文知識不要。3.楽しすぎて星のソムリエでも鳥肌が立った。

この望遠鏡システムは広い意味での電視観望入門モデルではないでしょうか!

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簡単な初期設定のあと、スマホ画面に表示されている見たい天体をタップする。するとオレンジ色の矢印が表示されて望遠鏡をその方向に向ける。

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見たい天体に近づくとターゲット円が黄色から緑に変わる。倍率36倍でもしっかりとその視野内にその天体をとらえることができました。

 

*ただし星空が綺麗な場所での観望をお勧めいたします。KYOEI東京店のある秋葉原界隈や東京郊外では、スマホアプリが星を認識することができず使えませんでした。もしかするとこの夏は水蒸気が多くて1〜2等星しか見えないからかもしれません。