ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

大賑わいの「星の村天文台・星まつり」!

6月4日の土曜日も「最新電視観望システムでリアル観望会」と「電視観望講座」を開催いたします。是非とも星まつり会場へ遊びに来てください!

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ありがとうございます...KYOEIの大型モニター前に多くの方々が集まっていただき。

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電動フォーカサーを使ったオートフォーカスの実演に皆さま興味津々。人間の情緒性を排除した迅速で正確なピント合わせに感動!

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たくさんのアグレッシブで熱心なご質問が飛び交っていました。

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星の村のプラネタリウムのドームにドキュメントを映し出しながら電視観望講座を開催しました。筆者もはじめての試みでしたが、迫力のあるご説明ができたのではないかと。。

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質疑応答タイムでは皆様から多くの反応をいただき、電視観望への関心度の高さを肌で感じることができました😉

 

「星の村天文台・星まつり」に参加します!

第10回星の村天文台・星まつりに協栄産業はブース出店いたします。皆さまのお越しをお待ちしています。

〇2022年6月3日(金)17時~21時頃、4日(土)10時~21時頃、5日(日)10時~11時頃 

〇福島県田村市滝根町神俣 星の村天文台駐車場

前回のKYOEIブースの雰囲気写真 (2020年10月)

ブースでは冷却CMOSカメラや赤道儀などの実機、そして大型モニタを使った電視観望デモンストレーションを実施します。晴れたら天体を撮影して観望会を開催します!

電視観望デモンストレーションに使用予定機材

なおイベントとして協栄産業は「電視観望講座」も開催します。参加費無料です!

日程:6月3日(金)および6月4日(土) 19時~19時30分

場所:会場のプラネタリウム

講座タイトル:楽しい電視観望 ~CMOSカメラで宇宙を観る~

1.CMOSカメラの仕様と選び方

2.CMOSチップの特性グラフの読み方

3.たいせつなフィルターワーク

 

KYOEI Zoom講座 episode3 ~誰でもわかるCMOSカメラの選び方~ 開催いたします!

受付を締め切りました。現在はお申し込みを受け付けていません。

参加お申込みはこちらから:

https://forms.gle/tLHiku976hcx94vv9

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ビギナーさま対象 KYOEI Zoom講座episode3「誰でもわかるCMOSカメラの選び方」を以下の日程で開催いたします。

 日時:2022年5月28日(土)13:00-14:00

 内容:「誰でもわかるCMOSカメラの選び方!」
 コンテンツ:1.CMOSカメラの仕様について
       2.CMOSチップ特性グラフの見方 
       3.アクセサリー
       4.Q&A
 定員:15名さま(先着順)
 受講料:無料
 担当:村上将之(KYOEI TOKYO、星のソムリエ)

 

参加を希望される方は、お名前とメールアドレスなどをお知らせください。

お申し込み受付後すぐに自動確認メールを返信いたします。なおOSやプロバイダにより確認メールが届かない場合がございます。その際はお手数ですがメールにてご連絡ください。

f:id:KYOEI-TOKYO:20211109130059j:plainZoom参加のURLやミーティングIDやパスコードなどを、ご記入いただいたメールアドレスあてに開催日の前日までにお知らせします。もしもメールが届かない方は、お手数ですがご連絡ください。

※このZoom講座では、担当がご参加の皆さまのご質問になるべく答える形式での講座を予定しています。「こんな内容を聞きたい」という要望をご質問欄にぜひお寄せ下さい。
※なお講座では「Zoom」をWEB会議システムとして利用します。受講される方は、事前にZoomの環境をご用意ください。
 
お問い合わせ: 03-3526-3366 または kyoeisangyo3366*gmail.com(*を@に)

 

参加お申込みはこちらから:

https://forms.gle/tLHiku976hcx94vv9

網状星雲をZWO社ASI2600MC-P(冷却CMOSカメラ)で撮影

ASI2600MC-PROユーザーのベルガモット(BergamotJellyBeans)さんのリポートです!

小口径55mmの望遠鏡で網状星雲を撮影。目から鱗が落ちる!

はくちょう座の網状星雲を、HαとOIIIのみ透過するデュアルバンドフィルタL-eXtremeで撮影しました。
 画像は、撮影しながら重ね合わせを行うASIairのライブスタックで仕上げています。通常は撮影した複数枚の画像を持ち帰り、PC上で現像と重ね合わせ(コンポジット)をします。
 ライブスタックの機能は電視観望で短時間露光をスタックすることで滑らかな像を獲るために使います。今回はライブスタックで得られた1枚が、天体写真に使えるのかどうかを確かめるつもりでした。1枚の露出時間は私が普通に撮影している300秒、ライブスタックにしてはかなりの長時間露出です。
 ASIairのライブスタックは、ダークやフラットを使える本格的なものです。
 撮影に使った鏡筒は、APS-Cでは周辺減光がほとんど無いVixen FL55SSです。フラットは撮らず、事前に用意したダークのみ使いました。長時間露光なのでオートガイドは必須です。

 ライブスタック時もディザリングは有効です。スタッキングは単純な加算平均のようでσクリッピングはなさそうです。ディザリングすればホットピクセルはσクリッピングで、ある程度は消せるのですがしっかりと残っていました。これはPhotoShopで消しました。

 1枚1枚の写真が均一な状態で撮影できるのであれば、仕上げた写真を見る限り十分使えそうです。これが使えるメリットは撮影終了時にはスタッキングが終わっていること、そしてスタックの効果がリアルタイムで分かることです。
 今回の撮影はHαとOIIIのみ透過するL-eXtremeを使いました。RGBの撮影と違って複雑なガスの構造が分かります。またバックの無数の星も、明るさが抑えられるので星雲が浮かび上がりました。

撮影中のiPad画面。電視撮影なのでリアルタイムに撮影状況が分かるのが楽しい!

 撮影日:2022.05.04 01:06~
 撮影地:大山町総合文化スポーツセンター
 赤道儀iOptron CEM26
 鏡筒:Vixen FL55SS + REDUCER HD 55 + FLATTENAR HD F4.3 f237mm
 カメラ:ZWO ASI2600MC Pro -10℃冷却
 フィルタ:OPTOLONG L-eXtreme
 露出:160分(300秒 × 32枚)
 オートガイド:ZWO ASI120MM mini f100mm、ディザリングあり
 撮影機材:ASIAIR PRO によるライブスタック

KYOEI Zoom講座 episode2 「動画で分かりやすい 電視観望の実践!」開催いたします

受付を締め切りました。現在はお申し込みを受け付けていません。

参加お申込みはこちらから:

https://forms.gle/KfkgJCDvuEGCeuYr8

新製品ZWO社AM5赤道儀にセレストロン社EdgeHD800鏡筒を積載

ビギナー対象 KYOEI Zoom講座 episode2 「動画で分かりやすい 電視観望の実践!」を以下の日程で開催いたします。
参加を希望される方は、お名前とメールアドレスなどをお知らせください。
 日時:2022年5月14日(土)13:00-14:00
 内容:「動画で分かりやすい 電視観望の実践!」
 コンテンツ:1.ダークおよびフラットフレーム撮影
       2.電視観望システムを組立てる 
       3.プレートソルビングで天体自動導入
       4.オートガイドする

                          5.ライブスタック撮影

 定員:15名さま(先着順)
 受講料:無料
 担当:村上将之(KYOEI TOKYO、星のソムリエ)

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お申し込み受付後すぐに自動確認メールを返信いたします。なお環境やプロバイダーにより確認メールが届かない場合がございます。その際はお手数ですがメールにてご連絡ください。


Zoom参加のURLやミーティングIDやパスコードなどを、ご記入いただいたメールアドレスあてに開催日の前日までにお知らせします。
前日中にメールが届かない方は、お手数ですがご連絡ください。

※このZoom講座では、担当がご参加の皆さまのご質問になるべく答える形式での講座を予定しています。「こんな内容を聞きたい」という要望をご質問欄にぜひお寄せ下さい。
※なお講座では「Zoom」をWEB会議システムとして利用します。受講される方は、事前にZoomの環境をご用意ください。
 
お問い合わせ:  kyoeisangyo3366*gmail.com(*を@に)または 03-3526-3366

 

参加お申し込みはこちらから:

https://forms.gle/KfkgJCDvuEGCeuYr8

リアル電視観望講座を開催しました!

素敵なペンションは参加された方々の熱気で満ち溢れ。。。

4月23日~24日に山梨県の八ヶ岳山麓にあるペンションスターパーティーさんにて「リアル電視観望講座」を開催しました。Zoom講座ではなかなか伝わりにくい細かな情報や裏ワザを筆者の経験を踏まえて、冷却CMOSカメラやプレートソルビングや撮影の基本についてレクチャーさせていただきました。

リアルなので電視観望システムを実際に触れてのレクチャーはGood!

ご参加いただいた皆さまはとにかく快適に電視観望を楽しみたいのが目的で、夜遅い時刻まで熱心なご質問が途切れることなく飛び交っていました。この熱意にはいい意味で圧倒されました(笑) KYOEIとしての目標は、皆さまが受講後すぐに電視観望をあれこれ試してみたくなっていただくことでした!

第2回リアル電視観望講座は3か月後くらいに開催予定です。

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上動画(収録27秒)は7月に新発売予定のZWO社AM5赤道儀に重たいセレストロン社C11鏡筒を積載して、室内で天体自動導入シミュレーションを行っている様子です。バランスウェイト無しでもモーター駆動音が変わることなく快適に動作しています(動画の音量を上げると駆動音が聞こえます)。しかしながら見た目にも倒れてしまいそうなので、付属のストーンバッグを取付けて、三脚に加重して使うことをお薦めします。重たい鏡筒を搭載する場合は、あくまでも自己責任において行ってください。

AM5赤道儀に付属のストーンバッグ併用で安定性を高める

 

ZWO社 「AM5赤道儀」を使ってみました! vol.2

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トルクフル、ポータブル、ライトウェイトがAM5赤道儀のポイント!

一週間前のリポートに続いて、AM5赤道儀第2弾テストをKYOEI東京店近くの都立公園にて行いました。テスト当日のお天気は芳しくなくて、北極星どころか-1.5等星のシリウスまで霞むような空の状態下での実施となりました。

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バランスウェイト無しでセレストロンEdgeHD800搭載を快適に駆動

〇「トルクフル…肌で感じる粘り強さ」・・・上記写真のように大きくて重たい鏡筒に冷却CMOSカメラやオートガイダスコープなどを搭載しても軽快に駆動しました。天の子午線付近に向けても倒れそうなこともなく安定していました。赤道儀の新しい使い方が発見できそうな予感です。

また上右写真の獅子座のメシエ65と66は露出時間180秒×2枚ライブスタッキング撮影です。オートガイドを併用することで、なんと赤経と赤緯それぞれのガイド補正量が2秒角以内に収まっているのです。

*集録:30秒 *動作音も聞くことが出来ます(音量UPすれば聞こえます)

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〇「簡単オートガイドで超高精度追尾」・・・波動ギア装置を搭載したAM5赤道儀でオートガイドする際に、いつも使っていた赤道儀と同じ設定パラメータ(初期値)でちゃんとオートガイドしてくれました。もしかするとパラメータの適正値を把握するまでに苦労するかもしれないと筆者はちょっと心配していたのですが、この結果に安心しました。

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上段写真:キャリブレーション後、ガイドが安定するまでの時間が短い。
下段写真:この日は追尾精度が驚愕の2秒角以内で安定。
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お手軽電視観望に最適な口径7cmクラス鏡筒だと余裕を感じられる

〇「ASIAIRと親和性バツグン」・・・当たり前と言えば当たり前なお話しですが、AM5赤道儀はASIAIRとの親和性がいいのです。接続や操作性に関してもストレスフリーなのです。具体的にはASIAIRとUSBケーブルで繋いで、赤道儀名にAM5を選択すればOK。つまりいままでASIAIRをお使いの方は、そのままAM5赤道儀を操作できることになります。

 

筆者コメント:AM5赤道儀は余計なものを削ぎ落した結果、機能美を感じられるほどのスマートな形状と軽量化が図られていると感じました。車を持たない方々や移動観測/撮影を諦めていた年配の方々にとってもとても魅力的な赤道儀だと思います。