ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

まだまだ立派な紫金山アトラス彗星☄️

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これは10月30日19時の紫金山アトラス彗星の勇姿です。こんなに立派なテイルをなびかせた様子をまだまだ撮影することができました。撮影地は埼玉県秩父市です。写真は一緒に電視観望った星仲間D氏からお借りしました。

<撮影情報>

・カメラ:ASI2600MC-P 露出時間:30秒×6枚=3分

・鏡筒:Askar FRA600 ・制御:ASIAIR ・画像処理無し

筆者は彗星はもう写らないだろうと思い込んでいて、その時間は他の散光星雲をガイド撮影中で見過ごしてしまいました(^^)


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左写真:ZWO社のASIAIRで撮影中のタブレット画面のスクショです。現場でリアルにこの彗星像が見られたので驚きました🫢

右写真:アストロアーツ社のiステラで撮影時のシミュレーション画像。彗星高度が高くなり西空が開けていれば、以前よりも撮影チャンスがアップしています。

10月30日19時時点の地球から彗星までの距離=0.92天文単位(1億3800万km)、高度19度、実視等級6.2等。

www.kyoei-tokyo.jp

紫金山アトラス彗星を雄大な組み写真で by SeestarS50

10月17日撮影 露出時間は基本3分、ダストの尾は低空スタックのため1~2分。
撮影場所:青森県上北郡東北町

<筆者コメント>

筆者の大切な星のソムリエ仲間である、青森県のK氏が撮影および画像編集した紫金山アトラス彗星写真をお借りしました。この写真を見せてもらった瞬間、筆者は乾板写真をつなげた昔懐かしい天体組み写真を一生懸命見ていた頃の記憶がよみがえりました。これを最新スマート望遠鏡SeeStarS50で撮影した画像で編集されたところに感動しました。(簡単な画像処理ソフトPaintShop Proを使用して組み写真に編集されたそうです。このアイデアにやられたと思いました。)

<K氏コメント>

アンチテイルが明るく写るということで、構図をズラしながらZWO社SeeStarS50スマート望遠鏡で撮影した複数の画像を、画像編集ソフトで単純に重ね合わせしました。恒星がきれいに重なるよう、画像の回転を行ってます。撮影は、まず彗星頭部を基準にして撮影し、その画像から伸びている尾を確認し、撮影画面上で構図をズラして尾の撮影をする、を繰り返しました。

10月20日撮影 露出時間:頭部は4分、尾は2分のスタック 撮影場所:同上

<K氏コメント>

これまでの赤道儀では、組立てて、バランス調整や極軸調整をし、天体に望遠鏡やカメラを向けてようやく撮影できるのですが、準備に時間と手間がかかります。それに比べて Seestar S50 は、思い立ったら設置して、すぐに撮影できます。この魅力はとても大きいです。特に紫金山・アトラス彗星は、日の出前の低空や、日没後の低空など、とても短い時間との勝負が大きなポイントでした。

撮影時の風景

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新発売!Hα太陽望遠鏡+CMOSカメラってめちゃ楽しい1☀️

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プロミネンス、ダークフィラメント、プラージュ、粒状斑、彩層、黒点などの様子がお手軽に観察できました! (撮影:2024年9月7日12時)

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(記事は9月12日現在)

発売直前のHα太陽望遠鏡フェニックスZWO社ASI585MC非冷却CMOSカメラを接続して、初めて太陽を撮影してみました。「ええっー、こんなに簡単に、しかも高精細な太陽像が撮れるのぉ!」っていうのが、筆者の正直な感想です☺️ 数年前にも別機種の望遠鏡とカメラでトライしたことはあるのですが、その時は思うように撮影することはできませんでした。今回は新しい機種を使うことによって、技術や性能の進歩とは凄いものだと感心しました(^^)


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ご覧のように車のテールゲートを開けたところにパソコンを置いて、USBケーブルで接続されたCMOSカメラをHα太陽望遠鏡の接眼部に取り付けただけの、いたって簡単な電視観望システムです。赤道儀ZWO社 AM5Nを使用。撮影もZWO社から提供されているフリーソフトASIStudioを使いました。

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例えば既にCMOSカメラを持っている方ならば、どなたでも簡単にすぐにこのような太陽像を撮影することができることになります。

後日、もう少し詳しい情報をお伝えしますね🔭

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国立天文台三鷹・星と宇宙の日2024のKYOEIブースは大盛況🌟

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50cm公開望遠鏡とならぶ最新オススメ電視撮影システム望遠鏡🔭 晴れて星が見えたら、その場で撮影したディープスカイ天体の共演を来場者の皆さまとともに楽しめたかも(^^)
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曇天+パラパラ雨のあいにくのお天気でしたが、おかげさまでKYOEIブースにはビギナーからハイアマチュアの方々までたくさんのお客様に間断なく訪問していただけました。KYOEIのデジタルネイティヴな若手スタッフの人気、そして新しい星空観望スタイルのご提案に興味をもたれた方が多くおられました😉

皆さまありがとうございました♪

紫金山アトラス彗星を見よう🌟

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関西国際空港の上空に長い尾をたなびかせた紫金山アトラス彗星☄️

*撮影場所が大阪府ちはや星と自然のミュージアムがある金剛山の展望台だったので、さながら「金剛山アトラス彗星」なんちゃって(^^)

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西空がここまで暗くなると、もー双眼鏡も要りません。裸眼でこの写真とほぼ同じようにはっきりと確認できました。感覚的には彗星の核から尾の先まで20度くらいも(^^)


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カメラのシャッターを切っている時は、アドレナリンがドバーッと。彗星観察で久々に震えるほど感動しました。これはやっぱり一期一会だからでしょうか😊

 

熱気に包まれた電視観望講座...四條畷野外活動センター!

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関西では京都に続き大阪四條畷でリアル電視観望講座を開催しました。皆さん想像以上に熱心にそして貪欲にレクチャーを聞いていただき、とても感謝しています。ご覧のように室内講座編でも屋外実践編でも活発にリアルな質問が飛び交い、時間が経つのがとても早く感じました🌟


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日が暮れてからは薄雲が張り出したものの、メシエ27やクレセント星雲などを楽しく電視観望しました。なお数名の参加者が撮影システムを持参され、その実機でオートガイド撮影方法を習得されたり、また撮影システムを購入後初めて組んでアンドロメダ銀河をファーストライトされたりと、様々なレベルの実践編を展開しました(^^)


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参加者の中から、これは電視"願"望だねと、気の利いたコメントも貰えました😉

盛りだくさんの内容で予定時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、野外活動センターの所長さんのにこやかな対応に救われました♪

四條畷市立野外活動センターでリアル電視観望講座を開催します☆

四條畷市立野外活動センターで電視観望イベントを開催します!
電視観望に興味がありこれから始めてみたい方、または始めてみたけれどもよく分からない方を対象にした、デジタル機器を駆使した撮影プロセスがわかりやすい実践講座です。(レベル:★★☆)

日時:2024年10月12日(土) 15:00-20:00(14:30受付開始)
場所:大阪府 四條畷市立野外活動センター (無料駐車場あり)
参加費:3,000円 (消費税込)  現地で現金にてお支払いください。
定員:15名程度 (最少催行人員5名)
講師:KYOEIスタッフ 村上将之(星のソムリエ)
主催:四條畷市立野外活動センター 
申込:お電話または以下のフォームよりお申込みください。
    ・℡072-877-0778(9時~17時 担当:久米)
    ・https://forms.gle/i5EU4Dn91x4fVGkM9

スケジュール(雨天決行)
14:30-15:00 受付
15:00-16:00 電視観望についてのレクチャー
16:00-17:00 電視観望実践① [室内]
17:00-18:00 休憩・夕食など
18:00-20:00 電視観望実践② [屋外] および質疑応答
     (雨天曇天時は室内にて動画を交えた解説)
20:00 一旦終了
〇参加者の機材持ち込み歓迎です。
〇夕食や飲み物は各自ご用意ください。

四條畷市立野外活動センターのホームページから転載


お問合せ先
四條畷市立野外活動センター 〒575-0011 大阪府四條畷市逢阪408-1
TEL: 072-877-0778 (9時~17時 担当:久米)

申込:お電話または以下のフォームよりお申込みください。
     ・https://forms.gle/i5EU4Dn91x4fVGkM9