星の村スターライトフェスティバルでKYOEIブースに来られたお客様から、電視観望システムについてのご質問をメールでいただきました。ここでは会場で実際に撮像したシステムについてご案内いたします。
会場での撮像システム構成:
・CMOSカメラ…ZWO社 ASI224MC / ZWO社 ASI178MC
・望遠鏡…1.口径80㎜(f=400㎜) 2.口径60mm(f=355mm)
・架台… 1.Celestron NexStar経緯台 2.Advanced VX赤道儀
・モニター…40インチハイビジョンテレビ(HDMI端子付き)
接続方法:
CMOSカメラ⇔(付属USB3.0ケーブル)⇔パソコン⇔(HDMIケーブル)⇔モニター
*CMOSカメラへの電源供給はパソコンのUSB端子から
使用撮像ソフト:
SharpCap (フリーウェアソフト) … 付属CD-Rまたはネットからダウンロード
撮像パラメータ(設定項目):
・露出時間…M27(アレイ星雲)の場合、会場では1.6秒に設定
・ゲイン値…550に設定
・Live Stack…Stack(ON)+ Align Frames(ON)
・ホワイトバランス調整
上写真(by ASI224MC)は前述のパラメータ設定にてスタック撮像したM27(アレイ星雲)です。口径60mm望遠鏡でこれだけ見ることが出来ます。これはSharpCapに搭載された便利なスタック機能のお陰です。この機能は、撮像されてくる画像内の任意の10~20個の恒星を自動的に選んで位置合わせをし、重ね合わせてモニターに表示してくれる優れものです。10枚もスタックされればノイズが劇的に低減され、天体画像が鮮明になります。
HDMIケーブルでパソコンと大型モニターを接続してKYOEIブースにて映し出している風景。