先日、東京から車で2時間ほどの八ヶ岳へ出掛けて、新製品ASI183MC-Pでテスト撮影してきました。
撮影システム:ZWO社 ASI183MC-P + ASIAIR + ASI120MMmini(オートガイド) + IR-CUTフィルター + ビクセンFL55SS + iOptron CEM25
撮影データ:3分×7枚 冷却温度-10℃ ダーク補正などStellaImage7にて簡易画像処理
ASIAIRにCMOSカメラ、オートガイドカメラおよび赤道儀を接続して、スマホから天体自動導入、プレートソルビング(位置解析補正)および天体撮影まですべてをコントロールして、暖かい車中から撮影しました。Wi-Fiの制御は快適そのものです!
口径55mmの小口径天体望遠鏡+ピクセルサイズ2.4μmの高解像度CMOSカメラで、かに星雲のフィラメント構造がここまで写るとは驚きました。
筆者の感想:ASI183MC-Pはピクセルサイズが2.4μm×2.4μmと小さいので解像度があがり、望遠鏡を大きくしたのと同じ効果が得られるように感じました。望遠鏡システムが小さくなるということは大気や風の影響も受けにくくなるとともに、なによりも撮影のための移動が楽になります。 だからまた撮影したくなります!
無謀ではありますが、国立天文台で20年ほど前に撮影された口径50cmでのかに星雲の画像と、筆者が撮影した口径約5cmのFL55SS望遠鏡の画像を比較しても、まんざらではないなぁと勝手に思っています(笑) 時間をかけてもっと真面目に撮影すればどこまで肉薄できるか楽しみです!