焦点距離180mmのAskar FMA180に、CMOSチップサイズが1/1.9(7.3mm×4.1mm)インチのZWO ASI385MCの組み合わせでお手軽電視観望を試してみました。これは小さなチップのCMOSカメラでも望遠鏡の焦点距離が短ければ、アイピースを使っての眼視観望でお馴染みの比較的大きな天体でも楽しめるんじゃないかとの発想からです。
結果はご覧の通り。筆者の想像を超える天体像を堪能することが出来ました。コストパフォーマンスも最高レベルで、鏡筒もCMOSカメラもともに5万円前後。しかもこれだけ小型軽量なら小さな架台でも問題ありません。が、電視観望の重要なファクターである快適さを享受するためには、狙った天体を写野中心に捉えることが出来る天体自動導入装置は欠かせませんね!
明け方の成田空港の飛行機遅延情報がニュースとなっていたくらい、電視観望した夜空にはうっすらと霧やモヤが漂っていました。また望遠鏡の焦点距離が短いので、オートガイドも使わないでライブスタックしてみました。それでもこれくらいの天体を見ることが出来たのには驚きました。
ちなみにアンドロメダ銀河にはZWO UV/IRカットフィルタ(1.25)を、ペリカン星雲にはZWO Duoバンドフィルタ(1.25)をかけています。取付けにはフィルタアダプタのZWO T2→1.25インチアダプタを使います。
そしてASI385MCカメラとAskarFMA180との接続にはZWO T2-EXT-21を2個連結して使っています。(但し、フランジバックが規定55mmに0.5mm足りませんが電視観望には大丈夫でした(笑))