前回のブログの続きです。惑星用と言われている小さなCMOSチップを搭載した非冷却のCMOSカメラ「ASI385MC」でも、簡単にお手軽に電視観望/撮影できないかチャレンジしてみました。特に夏の時期に子供たちや小学校星空観望会などで見てもらうと受けがよさそうな色付きの天体です。上写真は有名なメシエ天体であるM20(三裂星雲)です。実際には30秒露出のたった1枚ものでも、ノイズ交じりながらその姿や色彩までもしっかりと確認できました。
口径たった4cmの小さなAskar FMA180鏡筒でも、上の3枚の写真くらいまで電視観望スタイルでそれぞれの星雲が認識できれば楽しいですよね。上段写真はメシエ16(わし星雲)ですが、なんとその中心部にある”創造の柱”まで見える(写る)のです。これには筆者も驚きました! 中段写真はメシエ8。下段写真はメシエ17。すべて露出は30秒×40枚ライブスタックです。なお写真は簡単なレベル補正、トーンカーブ処理、デジタル現像の画像処理をしています。
これらの天体撮影時には、IR/UVカットフィルター(31.7mm)を取り付けています。
電視観望に関心を持っておられる皆さま、ご紹介したのは小さいシステムですが得られる驚きは大きいですよ!!