東京はこのところなかなか夜に晴れません。夕方まで酷暑の日差しが溢れているせいか、夜になるとどこからともなく雲が湧いてきます。このような天気状況の時は、スマート天体望遠鏡SeeStarS50が大活躍! 車で2~3時間出かける気持ちが失せても、自宅のベランダからでも簡単に電視観望スタイルで天体観察ができちゃうんです。
<撮影情報>
・露出時間10秒×102枚=17分 ・保存したFits画像をStellaImage9などで簡易画像処理
・撮影日時:2024年8月2日22時44分 ・東京都国立市
上右画像の雲の状態のとおり、撮影地は少し厚めの薄雲に覆われていて、実際に裸眼で夜空を眺めてもアンタレスやアルタイルといった1等星くらいしか確認することはできませんでした。それでもたった17分の露出時間で、上左画像のように狙った天体像がスマホ画面に浮かび上がってきます。
ご覧のように露出時間が増えてくると、スマホ画面に天体像が徐々に鮮明に観察できるようになります。薄雲越しの東京でも5分程度の露出時間でオメガ星雲の形状や色彩まで分かるようになります。
➡ 電視観望はこのようにやる気が継続できるのと、望遠鏡の使用頻度も向上することができると筆者は感じています!