ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

太陽望遠鏡ヘリオスター76Hα+ASI183MCで楽しく太陽撮影!

楽しく簡単に太陽と遊ぼう!

太陽望遠鏡Sky-Watcherヘリオスター76HαCMOSカメラZWO社製ASI183MCとパソコンを接続して撮影しました。ポイントは難しい撮影方法なし、そして画像処理は誰もが持っている無料の画像処理ソフトだけで、どこまで太陽撮影が楽しめるかのご提案です。最下段には生太陽動画も掲載しました。

2025年4月16日 東京都江東区  若干風が強く春霞あり

撮影システム:Sky-Watcher ヘリオスター76Hα太陽望遠鏡 + ASI183MC + AM3赤道儀

ご覧のようなシステムで春の太陽を撮影してきました。ASIStudioはZWO社のホームページからダウンロードして使います。これはパソコンからASIカメラを制御して天体の静止画や動画を撮影したり画像編集できる優れたソフトウェアです。またフォトには簡易的ですが画像の編集機能が付いており、明るさや露光やコントラストなどを調整することができます。

<撮影ソフト> ZWO社製 ASIStudio(無料)… ASICap使用

<動画スタッキングソフト> ZWO社製 ASIStudio(無料)… ASIVideoStack使用

<画像処理ソフト> Windowsに付属の画像閲覧ソフト”フォト”(無料)

左:同日の太陽像 国立天文台太陽観測プロジェクトHPからお借りしました
右:iPhone16にて撮影 望遠鏡に付属のスマホ取付アダプター使用

撮影時の写真:CMOSカメラとPCをUSBケーブルで接続し、PCから撮影制御を行う

ASIStudioソフトウェアはZWO社製ASIカメラでの簡単撮影が可能。もちろん無料!
左:ASICapは天体を動画として撮影するプログラム 露出時間やゲイン値を調節して撮影
右:ASIVideoStackは撮影した動画をスタッキングするプログラム これで1枚画像を作成

Windowsパソコンに付属されている”フォト”  静止画をダブルクリックするだけ

ASIStudioはご覧のように、Planetary Imaging(惑星、太陽および月面)撮影とDeep Sky Imaging(星雲星団銀河)撮影の2つに大きく機能が分かれて用意されています。今回は太陽撮影なので、メイン画面の上から1つ目と2つ目の機能を使います。

撮影ステップは、ASICapで動画撮影 ➡ ASIVideoStackの順番で1枚の静止画を作成します。ビギナーの方にとっては、ここまでの作業が1つのソフトウェア内で完結するのでとても快適便利に感じると思います。ここで書き出された静止画を”フォト”で開いて、そこに用意されている編集機能で簡単な画像処理を施します。

同じ静止画像データでも画像処理の仕方によってこれだけ見え方が変わる。
筆者はこちらの方の色合いが好みなんですが。。。

これは10秒動画です。ぜひともご覧ください。

太陽を撮影中はこのような太陽像がパソコン画面に映し出されています。けっこう感動しますよね! *動画編集処理は加えていません。