
モノクロCMOSカメラで撮影したのに太陽カラーに見えるのは、ASIVideoStackの太陽色機能とフォトのカラー調整を組み合わせた、いわゆる疑似カラーでこのような色に補正することができるからです! 今回はAcuter Hα太陽望遠鏡フェニックスとZWO社ASI585MMモノクロCMOSカメラとの組合せで撮影してみました。

東京店前を行き交うヨーロッパ系の旅行者も撮影太陽像を見てもいいですかと興味津々!
撮影のポイント:
撮影地の上空の風による空気の揺らぎの影響(シンチレーション)の大きさを顕著に受ける太陽表面模様は、星雲や銀河の撮影とは違う配慮が必要になります。つまり揺らぎが最も抑えられた瞬間の動画を録ったもん勝ちです。例えば露光時間を1㎳、3㎳、5㎳と設定を変えてそれぞれ500フレームを5本くらいずつ録る。そして録画した後に、再生して表面模様をじっくりとチェックする。これはと思われる動画を選択して編集処理します。
ちなみに撮影中の数秒の差だけで揺らぎの影響は大きく変化します。 *あくまでも筆者の方法です(笑)



撮影ステップ:
上左:ASIStudioのメイン画面。太陽や惑星撮影時には、動画撮影のための「ASICap」と撮影した動画をスタック編集するための「ASIVideoStack」を使用します。
上中:「ASICap」ではカメラ接続およびイメージ設定の後に、露出時間を設定します。ヒストグラムを確認しながら最適なゲイン値に設定して動画撮影します。
上右:「ASIVideoStack」では選択した動画ファイルをドラッグ&ドロップします。スタックタイプ(月面と太陽面)とスタックパーセント(筆者は20%)を設定してスタックを開始します。

ASIVideoStack画像処理:
しばらくするとスタック処理された1枚静止画が画面に表示されます。と同時にその画面の右欄にはシャープレベルや明るさやコントラストなど簡単な画像処理ができるようになっています。その中の太陽色の項目をチェックすると、疑似カラー化できます。

フォト画像処理:
ご覧のように明るさ、露出、コントラスト、ハイライトなどの処理でお好みに応じて効果増減処理を施します。特にカラーのカテゴリーに用意されている彩度、暖かさ、濃淡によって太陽像を好みのカラーに近づけます。ここで保存した画像が、このページの一番上の太陽画像です。
CMOSカメラとの接続:


上右:ソーラーダイアゴナルに付属の接眼アダプタを外します。ZWO社M42エクステンダーL21を使って、CMOSカメラを接続します。


Acuter Hα太陽望遠鏡フェニックスとCMOSカメラとの接続には、ZWO社M42エクステンダーL21を使用することをお薦めします。