ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

ダランザドガドの天の川!

モンゴルの首都ウランバートルから南へ500kmの南ゴビ砂漠のツーリストキャンプで天の川を撮影してみました。

f:id:KYOEI-TOKYO:20170630192155j:image

ここはダランザドガドという南ゴビ砂漠の玄関口。ご覧の通りゲルに宿泊しながら満天の星空を楽しみました!

f:id:KYOEI-TOKYO:20170630190239j:image

久しぶりに身震いするような濃い天の川と遊牧民のゲルとの幻想的な星景写真を見てください。さそり座と射手座の間に土星も(^^)

f:id:KYOEI-TOKYO:20170630190530j:image

撮影:Nikon (10.5 f2.8)(12-24 f2.8)EDレンズ + Nikon D7200 + SWAT350  露出30秒 絞り開放 ISO1600

写真はiPhoneでの画像処理です。

ZWO-会いに行ってきました!

鮮やかなレッドのカラーリングのCMOSカメラを製造しているZWO社のスタッフに会いに行ってきました。そのZWO社は大きなオフィスビルの一角にあり、社長さんをはじめ皆さん若いスタッフが自由な雰囲気の中で出迎えてくれました。

f:id:KYOEI-TOKYO:20170615111726j:plain

オフィス内の制作エリアにはクリーンルームも完備していて、丁寧にCMOSカメラを作り込んでいる様子が見受けられました。整理整頓も行き届き、きれいに清掃されたオフィスは気持ちの良いオフィス環境でした。

f:id:KYOEI-TOKYO:20170615112754j:plain

これからの新しい天文の世界を創造していこうとするエネルギッシュなパワーを彼らから感じました。そこから生み出されるCMOSカメラは天体写真の楽しみ方を大きく変えていくと思います。

素敵なウェルカムディナーにも招待されて、春秋時代の呉の都が置かれた蘇州の夜は更けていきました。

f:id:KYOEI-TOKYO:20170615114142j:plain

QHYCCD-訪問しちゃいました!

皆さんお馴染みの超高感度CMOSカメラメーカー「QHYCCD社」を訪問しました。オープンマインドな社長さんをはじめ、多くのスタッフ方に温かく歓迎されて有意義な時間を過ごすことが出来ました!

f:id:KYOEI-TOKYO:20170606173440j:image

いかにも頭脳集団といった感じの若いスタッフがオフィスの中で働いていました。以下はセールス部門と製造部門の写真です。

f:id:KYOEI-TOKYO:20170606173739j:image

出荷を待つ製品たちが棚の中で所狭しと並べられていました。最大のアメリカ市場においては冷却タイプのCMOSカメラが売れているそうです。日本でも冷却タイプに人気がでるのは時間の問題かも知れませんね(^^)

f:id:KYOEI-TOKYO:20170606174143j:image

ZWO-木星ムービーをスタック処理してみました!

2日前の5月30日のブログでご紹介した木星の撮影生データ(ムービー)からスタック編集処理して静止画像を生成してみました。ZWO製ASI174MCにて撮影。

がちがちの処理を加えたわけではなく、ごくごく一般的なパラメータ設定により20分ほどで得られた静止画像です。もっと時間をかけて処理を追い込めば細部の模様が鮮明に現われてくると思います!

f:id:KYOEI-TOKYO:20170602095853j:plain

画像処理ステップ:「Autostakkert!2」にて1000フレームから70%を自動抽出してスタック処理 ⇒ 「RegiStax6」にてウェーブレット(画像協調)処理 ⇒ 「StellaImage7」にてシャープ処理

 

ほんとうは「ASI174MC」で惑星状星雲M57やM27を狙っていたのですが、春がすみが広がってしまい、急遽木星を撮影しました。できればピクセルサイズがより小さい「ASI178MC」を準備していたらなぁと。。。

6月15日にはこんどは土星も衝を迎えるので、この夏は是非とも惑星撮影にチャレンジしてみませんか!

ZWO-撮影生データをお見せしちゃいます!

KYOEIスタッフが埼玉県志木市の住宅街にて撮影した木星の生静止画像と生ムービー(10秒)を撮影情報付きでお見せいたします。

撮影したCMOSカメラの機種は「ASI174MC」、望遠鏡は口径300mm/f8リッチークレチアン、ノータッチガイド、ダークフレーム減算なし、露出0.0031秒、1枚画像(静止画)、5月19日20時50分撮影。

静止画像

f:id:KYOEI-TOKYO:20170530122456j:plain

写真左:画像処理無し 写真右:トーンカーブ/明るさ/コントラスト調整のみ

撮影情報:[ZWO ASI174MC]
Pan=568 Tilt=308 Output Format=PNG files (*.png) Binning=1
Capture Area=800x600 Colour Space=RGB24 Temperature=34.8
High Speed Mode=On Turbo USB=80(Auto) Frame Rate Limit=Maximum
Gain=200(Auto) Exposure=0.0031
White Bal (B)=99 White Bal (R)=60 Brightness=1 Gamma=50
Subtract Dark=None

 

ムービー

撮影情報:[ZWO ASI174MC]
Pan=648 Tilt=368 Output Format=AVI files (*.avi) Binning=1
Capture Area=640x480 Colour Space=RGB24 Temperature=39.5
High Speed Mode=Off Turbo USB=80(Auto) Frame Rate Limit=30 fps
Gain=200(Auto) Exposure=0.0031
White Bal (B)=99 White Bal (R)=60 Brightness=1 Gamma=50
Subtract Dark=None

*感度の高さとノイズの少なさとお手軽さがCMOSカメラのお薦めポイントだと思います。パソコンをお持ちの方なら簡単に撮影できます!

 

 

ZWO-製品価格表&スペック表

ZWO社には様々なCMOSカメラのラインナップがあります。その中でもKYOEIお薦めの機種についてご紹介します。これらはなるべく在庫を切らさないようにストックしています。

 

f:id:KYOEI-TOKYO:20170526145936j:plain

  ASI174 ASI178 ASI290

価格(税込)

MC(color)/MM(mono)

MC:78,900円

MM:78,900円

MC:48,600円

MM:52,600円

MC:46,000円

MM:52,600円

推奨

1.星雲星団

2.惑星

1.惑星

2.星雲星団

1.惑星

2.月

解像度

1936×1216

235万画素

3096×2080

644万画素

1936×2080

212万画素

イメージサイズ 1/1.2inch 1/1.8inch 1/2.8inch
ピクセルサイズ 5.86×5.86μm 2.4×2.4μm 2.9×2.9μm
裏面照射      〇    〇

チップ面/プロテクト

ガラス面コート

 ー

MC:AR/IRcut

MM:AR/AR

MC:AR/AR

MM:AR/AR

現在の売れ筋は、ASI178やASI174に主流が移ってきています。1年前だとASI290がもてはやされていましたが、CMOSカメラのようなデジタル製品の技術革新はパソコンと同じくとても早いと言えます。性能アップしても価格はそのままみたいな感じです。

ということは・・CMOSカメラで天体撮像にトライしてみたい時に売れ筋製品をゲットする・・これはパソコンと同じ考え方ですね!

f:id:KYOEI-TOKYO:20170526150700j:plain

*ご注文は店頭またはお電話のみお受けしています。(2017年5月現在)

 

ZWO-イントロダクション2

動作チェック

KYOEIはZWO製PCカメラについて、出荷前に動作チェックを行っています。

・外観チェック ・パソコンとの接続動作チェック ・ブロアー処理など。。。

デジタルグッズの輸入品であるがゆえ、お客様が安心して購入いただけるように社内サポート体制を取っています。

f:id:KYOEI-TOKYO:20170518185435j:plain

マニュアル

PCカメラにはKYOEIオリジナルの操作マニュアルをお付けしていますので、初心者の方でも簡単に使いこなすことができます。制御ソフトやドライバーソフトのインストールはもちろんのこと、簡易的ではありますが天体の撮像やオートガイドの方法までご説明しています。

f:id:KYOEI-TOKYO:20170518190548j:plain

このマニュアルには画面イメージを豊富に織り交ぜているので、視覚的に分かりやすく構成されています。PCカメラの操作はもともと簡単なので、日常的にパソコンを使われている方であればマニュアルを一読するだけでご理解いただけると思います。

(*ZWO製品は店舗での販売になります。2017年5月現在)