ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

Seestarを持って「天空の楽園」へ

Seestar S50を持って、日本一の星空を誇る長野県・阿智村のイベント「天空の楽園」にKYOEIスタッフ2人で行ってきました。

天空の楽園

「天空の楽園」は阿智村で見ることのできる日本一の星空を楽しむイベントで、星空観賞や写真撮影のための広場はもちろん、イルミネーションやプロジェクションマッピング、屋内シアターなどもあり、様々な楽しみ方が用意されていました。

シアタールーム

当日はあいにくの曇り空だったのですが、屋外イベント会場で行われていた星座解説では、風で雲が動くたびにその時々で雲の隙間から見える星座について解説しており、曇天の中でも阿智村の星空を最大限楽しめるような工夫がされていました。

 

会場の最奥には写真撮影のためのフラッシュ撮影禁止の広場があり、そこでSeestarを使って撮影をしました。

 

撮影している途中に風で雲が流されて星が隠れてしまうなど大変な撮影でしたが、その中でもなんとか天体写真を撮ることができました。

Seestarで撮った天体

私たちにとっては初めての天体写真撮影でちゃんと天体写真が撮れるかと心配していたのですが、思っていたよりも簡単に撮影をすることができ、スマホの画面に天体がうつった時は嬉しくて思わず2人ではしゃいでしまいました。

Seestar使用中のスマホ

 

「リアル電視観望講座」を開催します!

「リアル電視観望講座」を開催します! 催行決定!残席僅か!

受付はこちらへ。ペンションスターパーティー:Tel 0551-38-1611

日時:2023年12月16日(土曜日)~17日(日曜日)

場所:ペンション スターパーティ  (無料駐車場有)

   山梨県北杜市大泉町西井出8240-1263   TEL 0551-38-1611
参加費:税込14,800円(宿泊代(一泊朝食付き)込み)(一人部屋+3,000円)

        夕食および夜食は各自ご用意ください

募集人数:5名さま+若干名(最少催行人数:3名)

講師:KYOEIスタッフ 村上将之(星のソムリエ)+アシスタント

講座内容:電視観望/撮影に興味があってこれから始めたい方または始めたけれどもよくわからない方を対象に、デジタル機器を駆使した撮影プロセスの全体にわたるわかりやすい実践講座です。+αで最新Seestarでの撮影や簡単画像処理講座も開催予定です。

その他:必ず厚手の防寒着をお持ちください。 *参加者の機材持込歓迎!

 

スケジュール(予定) 現地集合解散

〇15:00~     チェックイン    

〇16:00~17:00 電視観望レクチャー

〇17:00~18:00 実践Ⅰ(雨天曇天時は室内にて)

          ・ダーク、フラット、バイアスフレーム撮影

〇18:00~20:00 夕食タイム 休憩

〇20:00~22:00 実践Ⅱ(雨天曇天時は室内にて)

          ・極軸合わせ(CMOSカメラで簡単正確な調整方法)

          ・電動フォーカサー(高精度オートフォーカス)

          ・オートガイド(キャリブレーションとは)

          ・プレートソルビング(最新天体自動導入を体感する)

          ・ライブスタック撮影(ダーク/フラット/バイアス同時処理)

          ・フィルタワーク

          ・簡単画像処理

〇22:00~23:00 Q&A

〇23:00~    自由時間

〇翌8:00      朝食タイム

〇翌  ~10:00 チェックアウト

 

設備:大型プロジェクター 大型モニター 電視観望/撮影システム

   ASIAIR(WiFi制御) 電動フォーカサー AM3赤道儀 FF65-APO鏡筒

   スマート望遠鏡SeestarS50 オートガイダー iPad  MacBookAir

 

晴れたらペンションの庭で皆様の実機を使ってリアル電視観望講座!

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SeestarS50スマート望遠鏡で快適60分露光にチャレンジ! vol.2

トールの兜星雲:おおいぬ座にある視直径10分程度の小さな散光星雲 距離12,000光年

オリオン大星雲を撮影後にSeestarS50スマート望遠鏡に内蔵されている星図をなにげなく眺めていたら、このトールの兜星雲が近くにあることに気が付きました。多くの方々が大口径の望遠鏡で長時間露光と画像処理で撮影されている天体を、こんなに小さなSeestarS50スマート望遠鏡で見ることが出来るのだろうかと思い、さっそく自宅のベランダに置いた望遠鏡で試写してみました。 

いやー驚きました。こんなに淡くて暗い天体なのに、結構写るものですね!画像はスマホ画面のスクショなので、まさにこのように見ることが出来るのです。(画像処理していません) 初めて観察しました(笑)

SeestarS50スマート望遠鏡に内蔵された星図には分かりやすい写真イメージが表示される

星図を見ているだけでも楽しいのに、気になった天体を自動導入して撮影すると、すぐにその天体の色彩や姿がスマホやタブレットの画面に浮かび上がってくるのは、ワクワクゾクゾクしますよね! 夜空が暗くて星が綺麗に見える場所にこの望遠鏡を持って行きたくなりますが、これだけ見えればベランダ天文族としても使用頻度が上がります。

撮影時の風景:望遠鏡の右上の明るい星がおおいぬ座シリウス

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SeestarS50スマート望遠鏡で快適60分露光にチャレンジ! vol.1

距離1,300光年に位置するオリオン座大星雲(M42

自宅のベランダにてSeestarS50スマート望遠鏡で電視観望して遊んでいた時に、ふと「この望遠鏡で60分露光してみたらどうなるんだろう?」という思い付きでチャレンジしてみました。結果はご覧の通り、淡くて暗い星雲の広がりまで写り込んでいてめちゃ驚きました。背景もとても滑らかになりザラつきもほとんど目立たなくなります。これはもう電視”撮影”ですね!

そもそも架台が経緯台式なのに、星像も流れることなくちゃんと点像で写ってます。こんなに快適に星雲を見ることができてなんだか申し訳ないくらいです(笑) ちなみに撮影している60分間は、暖かい部屋で珈琲を飲みながら、そして録画したテレビ番組を観ていました。だから気が付いたときにはスマホ画面にこのオリオン座大星雲が浮かび上がっていたのです!

保存されたFitsデータを画像処理ソフトで簡易画像処理。色味やコントラストを好みで作成。このステップアップはより楽しさを感じますね。

撮影保存したFits画像データは、SeestarS50スマート望遠鏡本体に内蔵されたeMMCメモリから簡単に取り出せます。望遠鏡とPCをUSBケーブルで接続するだけです。

Fitsデータとは天体画像専用の画像フォーマットのことで、クオリティを高めるための画像処理には必須の画像フォーマットです。

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「幸せを呼ぶ!電視観望」...東亜天文学会

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昨日と本日、仙台市天文台で開催された東亜天文学会に参加して来ました。KYOEIは発表の貴重なお時間をいただき、幸せを呼ぶ!電視観望のタイトルで、いま話題のSeestarS50を使って幸せになる方法をトークしました。

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国立天文台の渡部先生の興味深い流星群の講演は、あっという間の2時間でした(^^)

そして筆者のお話しは釈迦に説法ではないかと恐縮していたのですが、思いの外みなさまからの温かいリアクションをたくさんいただき、とてもありがたい気持ちになりました😉

ベテランの方々からの前向きな質問やコメントをめちゃ貰えて、これからはSeestarのようなスマート望遠鏡がこの業界をイノベーションしそうだと確信しました!


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天文学会員や仙台天文同好会の皆さまは、新しい星空観望システムへの興味をいっぱい持たれていました。なお初対面の方でもとても親切に接していただき、お陰さまでリラックスして発表できて感謝しています。

ありがとうございました♪

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レモン彗星🍋は電視観望が楽しい!

レモン彗星(C/2023 H2) 2023年11月13日 18時40分から40枚 メトカーフコンポジット合成
左:4分間での移動量 右:39分間での移動量  *共にASIAIRの画面スクリーンショット

いま話題のレモン彗星を電視観望スタイルで快適お気軽に撮影してみました。露出時間1分の画像を40枚メトカーフコンポジットしたのが最初の写真です。撮影時は地球に2,900万kmまで最接近した11月10日から3日しか経っていないので、彗星がものすごい勢いで天空上を移動しているのが分かります。

レモン彗星をライブスタッキング撮影中の光景

撮影中のレモン彗星の位置 <星図アプリ:Sky Tonight>

彗星のような移動天体を電視観望スタイルで撮影しながら観望するのはワクワクドキドキします。撮影画像が現場ですぐに見られることと、長周期彗星との一期一会のコンタクトには何とも言えない感動を覚えるからです。

<撮影環境>

長野県佐久穂町 標高1,500mの高原 外気温マイナス3℃ 粉雪舞う 15分間隔で強風

 

<撮影情報>

露出時間1分×40枚 Fits画像をメトカーフコンポジット合成処理 ダークフレーム補正 フラットフレーム補正 冷却温度=マイナス20℃ ゲイン=100 オフアキシスオートガイド(ASI120MM-mini) IR/UVカットフィルター

鏡筒:ZWO社FF65-APO 赤道儀:ZWO社AM3赤道儀 撮影制御:ZWO社ASIAIR-Mini カメラ:冷却CMOSカメラZWO社ASI533MC-P

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SeestarS50スマート望遠鏡はやっぱスマート🔭

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SeestarS50望遠鏡は、なんかカッコよくてスマートって感じですよね(^^) 大きな天文台ドームと並べてみても遜色なく、その存在感が滲み出ています🔭

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福岡県八女市にある星の文化館へ遊びにいってきました。館長さんをはじめスタッフの皆さんがとっても対応が良くていい感じです♪ 口径100cmの望遠鏡で見せてもらった海王星の濃い深緑色がとても印象的でした。


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当日は天文台の隣の広い芝生広場で星まつり「星宴」が開催されていました。多くの天文ファンが思い思いに天体望遠鏡を持ってきて、皆さんで楽しく情報交換していました。

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特筆すべきは、想像していた以上に高い割合で電視観望スタイルを取り込んでディープスカイを観望されていました。星雲や銀河の形状だけでなく、色彩まで観えるのはやっぱ感動しますよね😄

www.hoshinofurusato.jp