鏡筒:Takahashi FSQ-85ED + ReducerQB0.73x F3.9 f330mm
露出:100分(300秒 × 20枚) / フィルタ:ZWO IR/UV Cut
鳥取県の星仲間(F都氏)が、目から鱗の天体写真3枚を送ってくれました。一目見た瞬間からその解像度の凄さに感動しました。いずれの写真も新製品ZWO社ASI715MCの非冷却CMOSカメラで撮影されています。このカメラは1ピクセルサイズが1.45μmの極小サイズなので、短焦点鏡筒でも使い方によってはこんなに楽しめることが分かりました!
鏡筒:Takahashi ε-130D F3.3 f430mm
露出1:130分(300秒 × 26枚) / フィルタ: ZWO IR/UV Cut
露出2:125分(300秒 × 25枚) / フィルタ: IDAS HEUIB-II
露出総合計: 255分(300秒 × 51枚)
共通データ:
カメラ:ZWO ASI715MC / Gain35 / テザリング処理
画像処理 : PixInsight(BXT,SPCC他)
星仲間コメント:
昨年の秋にZWOから新しい惑星撮影用カメラASI715MCが発売されました。これまでの惑星撮影用カメラは200〜400万画素程度。しかしASI715MCは5.6×3.2mmのセンササイズで840万画素あります。ピクセルサイズ1.45μmの極小ピクセルです。
この小さなセンサと解像度があれば短焦点の光学系でも、長焦点で撮影したような写真が撮れるのではと思い早速チャレンジ。屋外での撮影しかできない人たちにとって、長焦点の大きな光学系の運搬や設置は非常にやっかいです。小さな光学系で、小さい天体を撮影できることは、撮影対象も増えるしメリットが大きいです。もちろん大口径の光学系には分解能は及びませんが、極小ピクセルサイズと最新の画像処理で、そこそこの絵に仕上がりました。
M82はフィルタを変え、2日間にわたって総露出4時間の撮影をしています。
狭視野カメラのメリット
・周辺減光の影響がないのでフラットフレーム必要なし
・収差の影響もなし
・背景ムラもほとんどない
極小ピクセルのデメリット
・ピクセルあたりの受光面積が小さいので暗い
鏡筒:Takahashi ε-130D F3.3 f430mm
露出:75分(300秒 × 15枚) / フィルタ:ZWO IR/UV Cut