ZWO社から発売されたASI183GTをご紹介します。この天体用CMOSカメラにはフィルターホイールが内蔵されていて、快適にLRGB撮影やHα/O3/SⅡ撮影などが楽しめます。
まずはご紹介ムービー(収録:1分30秒)をご覧ください。簡単で快適な操作方法をご理解いただけると思います!
ZWO社から発売されたASI183GTをご紹介します。この天体用CMOSカメラにはフィルターホイールが内蔵されていて、快適にLRGB撮影やHα/O3/SⅡ撮影などが楽しめます。
まずはご紹介ムービー(収録:1分30秒)をご覧ください。簡単で快適な操作方法をご理解いただけると思います!
ZWO社が作成したZWO社製ASIシリーズCMOSカメラ専用の撮影コントロールソフトをご紹介します。このソフトは無料でZWO社のホームページから手にすることが出来て、どなたでも簡単にダウンロードして使うことが出来ます。
このソフトの特長は1.惑星撮影 2.星雲星団銀河撮影 3.ライブスタック撮影に応じて3つの入口(ソフト)が用意されていることです。つまり他のSharpCapやFireCaptureなどのソフトのように、撮影対象天体によって自分ですべての撮影パラメータを設定することなく、ビギナーの方でも簡単に撮影を楽しめるようになっています。
紹介ムービーをご覧ください(収録:2分)
昨晩、KYOEI東京店舗前歩道で新しいオートガイダー「MGEN-3」をテストしてみました。その操作性の簡便さやオートガイドがスタートするまでの時間の短さに筆者は感動しました! まずはそのムービー(1分49秒)をどうぞご覧ください。
当日は薄雲が上空を流れるような夜空で、たくさんの街灯と高層ビルに囲まれた環境でテストしました。またガイドスコープは上弦の月と小犬座のプロキオンの中間あたりの空域を向いていました。
驚いたのは、ピントさえ合わせておけば「One-pushオートガイド」のメニューを1回選択するだけ…あとはMGEN-3がガイド星を検索して、そのままキャリブレーションまで自動的に実行するので、操作がとても簡単だったことです。しかもそれに要した時間はたったの35秒! 初めてオートガイドにチャレンジする方々には朗報だと思います。
そして新機能の「マルチスターオートガイド」は、複数のガイド星を使ってガイドするので、ガイド精度がより高くなります。AIを駆使したオートガイドは、これからの新しいオートガイドの世界が始まると感じました。
MGEN-3・100GSSアルカセットのピントの位置は、ご覧のように20~40mの間あたりになります。
ビギナー向けの普及機の望遠鏡を使用して、電視観望を活用するとどれくらい星雲や星団や銀河を観ることが出来るのだろうと思って実験してきました。結果はご覧の通りで、想像していた以上に迫力のある天体像をスマホやiPadなどのタブレット画面で堪能することができました。写真はスクリーンショットなので、現場で観たままの画像です。ノートリミングです。
撮影システム:
ケンコー製SE102鏡筒 + iOptron製CEM25赤道儀 + ZWO製ASI385MC(非冷却CMOSカメラ) + ZWO製ASIAIR-Pro + ZWO製赤外カットフィルター
長野県小諸市まで遠征したのですが、当日は少し風が吹き、また薄っすらと一枚雲が掛かっているような夜空の状態でした。天頂から南側は光害に溢れているような環境だったので、フィルターがIDAS製NGS1などの自然光や人工光をカットするものであればコントラストが付いた画像になったと思います。
ライブスタック撮影でも、ASIAIR-ProのUSBメモリースティックには天体画像をFITSフォーマットとして保存することが出来るので、あとからゆっくりと画像処理を楽しめます。筆者はあまり画像処理が得意ではないのですが、時間にしてそれぞれ数分処理した画像を掲載いたします。輝星には青ハロが出ています。実売価格3万円の鏡筒なのでお許しください(笑)それと風による影響で星に細い尾っぽが。。。
〇この電視観望システムだと、じつは簡単に眼視での観望もOKなのです。CMOSカメラを天頂プリズムから外して、そこにアイピースを差し込みます。そしてちょっとピント位置を調整するだけで天体を目で見るシステムに変身してしまいます。
〇NikonやCanonの一眼レフカメラでも、3万円台から70万円台までと大きな価格差があります。3万円台の一眼レフカメラでもお手軽に赤ちゃんのスナップショットや風景の写真が綺麗に撮れますよね。それと同じ発想で今回テストしてみました。
お待たせしました。今回入荷したZWO社製ASIAIR-Proを全品動作チェックいたしました。ご注文をいただいていた順にお客さまへ発送を開始いたしました。
同梱する日本語操作マニュアルは、KYOEIスタッフが実際に使用した体験を基にして制作しました。ボタンや入力項目の機能説明ではなく、電視観望や撮影目的に応じた解説を心掛けました。また写真や図をたくさん配置しているので、視覚的に分かりやすいと思います。
ASIAIR-Proになって待望の「ライブスタック機能」が搭載されました。しかも撮影ごとにダークフレームやフラットフレームやバイアスフレームの各処理を行ってから、背景の複数の恒星で位置合わせをしてスタック(重ね合わせ)してくれるのです。ご存知のようにこのライブスタック機能を使うと、電視観望にも絶大なる威力を発揮します。
写真は上から、1枚スタック、3枚スタック、5枚スタック、10枚スタックです。画質が徐々に滑らかになってくるのが分かると思います。
ご覧のように露出1分の1枚画像でもフクロウの顔の形状や色彩まで見えますが、スタックするごとにノイズが低減されて滑らかな画像になっていきます。10分ほどスタックした画像をセーブして後から画像処理すれば、そこそこ作品として仕上げることもできます。撮影時にダークフレーム処理などが同時に実行されているので、後処理である画像処理が簡単で短時間で済むという恩恵も受けられます。筆者はそこが一番嬉しかったです。
撮影システム:
ASIAIR-Pro/ZWO ASI294MC-Pro/ASI120MM-Mini(今回はオートガイド不使用)/電動フォーカサー/iOptron CEM40赤道儀/IDAS NGS1光害カットフィルター/FSQ85鏡筒
ライブスタックは次のように設定します。
1.天体撮影の前にフラットフレームやダークフレームやバイアスフレームを撮影保存
*ダークフレームとバイアスフレームは天体撮影直前でもOK
2.天体撮影時にライブラリーに保存しておいたそれぞれの画像を選択
3.本番撮影(ライトフレーム)
Wikipediaより:熟練した観測者達の見方は難しいという点で一致している。口径8cmの望遠鏡で見えたとするなら全ての好条件に恵まれた時である。口径10cmの望遠鏡では灰色のぼんやりとした円形に見える。中心星をみるためには口径30cmの望遠鏡を必要とする。フクロウの目にあたる黒い部分も見え方は条件に依存する。口径20cmで見たという人もいるが、口径30cmでやっとみえたという人もいる。口径40cmでも条件が悪いと見えない。