ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

ZWO社「ASIAIR」日本語マニュアル完成しました!

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お待たせしました。ZWO社製ASIAIRの日本語マニュアルが完成しました。ASIAIRに同梱していますので、最初にご一読いただければ基本的な操作方法が分かると思います。記述内容も単なる英文和訳ではなくて、筆者が実際に撮影した体験に基づいてアレンジして作成しました。

なお表紙のスマホ画面に写っているM33(さんかく座銀河)も、先日撮影した画像です。

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ASIAIRを活用して、たくさんの方が楽しく快適に天体写真を撮像していただけたらなぁという気持ちで日本語マニュアルのコンテンツを構成しました。

「アンドロメダ銀河」…冷却CMOSカメラ+13cmF5反射+ライブスタック

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APS-Cサイズ搭載のCMOSチップカメラだと焦点距離650mmでもM31がばっちり!

「今回は自宅の近所で、仕事が終わってからいつもながらのノータッチガイドでのライブスタック撮影(SharpCap)でした。忙しい毎日でも手軽に撮影できるのは、本当にストレス解消になって楽しいです。」とは、撮影者の山形県S﨑さま。

 

撮影情報:

Skywatcher BKP130(焦点距離650mm)反射望遠鏡+EQ5goto赤道儀

QHY168C(冷却CMOSカメラ) Gain100 センサー温度-20℃ 露出20秒×130フレームをライブスタック StellaImage7+Canon DPPで画像処理

2018年10月3日 山形県尾花沢市街地

 

撮影者コメント:

内陸の盆地は日中晴れると、夜冷えて濃霧が発生することが良くあります。この夜も130枚あたりから濃霧が発生して、SharpCapがスタックしなくなり無念の途中終了。次回は標高の高いところで2時間以上粘ってみたいです!

速報2…「星と自然のフェスタ」

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2日目は日中は晴れ間が広がりイベントの各ブースにもたくさんのお客さまが。星のお話しや新製品の情報交換などが活発に行われました。KYOEIブースでは、ZWO社ASIAIRのデモンストレーションをスマホでご紹介しました(^^) wifi制御の快適さに皆さま感動されていました。

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会場では大規模な抽選会が行われ、いっぱいお土産が振舞われていました(^^)

速報…「星と自然のフェスタ」

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標高1400mの星まつり会場は雲が多くて寒いものの、KYOEIブースは熱心なお客さまのおかげで熱気とは言わないまでもホットな空気に包まれています。

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話題はやっぱりCMOSカメラやRevolution Imagerを使った電視観望!ブースに来られた方々にそれらの使い方やデモンストレーション、そして実際に撮影したムービーを見てもらっています😊  新しいトレンドですね〜(^^)

 

会場:長野県 小海リエックスホテル前広場

「星と自然のフェスタ」にKYOEIブース出店します!

北八ヶ岳・小海(長野県)で10月12日~14日に開催される星まつりに参加いたします。

KYOEIは以下のコンセプトにて各種デモンストレーションを予定していますので、皆さまお気軽にKYOEIブースにお立ち寄りください。なお星まつり特価の商品も多数お持ちいたします! (カード決済OK)

電視観望

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CMOSカメラ天体望遠鏡に接続して、実際にパソコン画面に浮かび上がる天体画像を体感していただきます。その際に必要な、ライブスタック機能の使い方やパラメータの調整方法のご説明も行います。(Revolution Imagerは付属の画面を使用)

 

オートガイダー

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定評があり人気が高いM-GENQHY5LⅡMなどのオートガイダーカメラを赤道儀に接続して、その使い方やそれぞれの特徴などを解説いたします。 また極軸合わせを正確にサポートするPoleMasterも実演いたします。

 

天体撮影統合デバイス

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新発売のZWO社製ASIAIRを介して撮影デモンストレーションを体感していただきます。スマホのiPhoneからWiFi制御で天体撮影をコントロールする快適さは、新感覚として捉えることができると思います。

www.koumi-starfes.com

小さな巨人…Vixen FL55SS + CMOSカメラ!

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NGC7293(らせん状星雲)…水瓶座にある高度30度足らずの淡い惑星状星雲

鏡筒システム:Vixen FL55SS+フラットナーデュアルスピードフォーカサー

架台:SkyWatcher AZ-GTi CMOSカメラ:ZWO ASI385MC

撮影情報:露出15秒×48枚=720秒(ライブスタック) ゲイン値250 CMOS温度23℃ 16ビットfitsフォーマットでセーブ後、StellaImageにてレベル補正やトーンカーブ処理 2018年10月1日21時 埼玉県飯能市

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フローライトレンズとF値が小さいことが相まってピントの山が掴みやすい!

口径がたったの55mmしかも経緯台追尾でなおかつ短時間露出でここまで写りました。ASI385MCのCMOSチップが小さいものの周辺まで星像もシャープに。そして1秒間隔くらいのリアル映像をPC画面で見ながらのピント合わせ作業もデュアルスピードフォーカサーがあると快適に行うことが出来ました。

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撮影時刻の衛星画像 上左:赤外線画像 上右:水蒸気画像 気象庁ホームページ

台風24号一過の星空を求めての撮影でしたが、あいにくの水蒸気の多さに閉口しました。望遠鏡もPCもびしょびしょ。もしも空気が乾燥してカラッと晴れていれば、もう少し眠くない画像が撮れたかもしれません!

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ノータッチガイド&非冷却CMOSカメラがお薦めとは言いませんが、この望遠鏡システムはスマートな生活スタイルに似合う、これからの新しいトレンドのひとつと言えるでしょう。