ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

ASIAIR-Proに遊び心機能が搭載!

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このように自動的に天体の名称を付けてくれる

ASIAIR-Proのアプリがバージョンアップされました。今回のバージョンアップでは遊び心満載の機能が付加されました。ご覧のように撮影した天体画像に、自動的にメシエやNGCやICの番号および通称などを付けてくれるのです。この機能を活用すれば、撮影現場からでもこのような名称付きのカッコいい画像をSNSにすぐに発信ができて便利です。

上記画像は、ASI2400MC-Pro+FSQ85+iOptronCEM40 露出10秒プレビュー画像

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Annotate(注釈)アイコンをタップするだけ!

ASIAIR-Proアプリの画面左下に新設されたAnnotateをタップするだけで、自分でも全く認識していなかった天体の存在を知ることが出来るのです。

これはけっこう楽しい機能だと思います!

快適フィルターワークでCMOS天体撮影を楽しもう!

ZWO社から発売されたASI183GTをご紹介します。この天体用CMOSカメラにはフィルターホイールが内蔵されていて、快適にLRGB撮影やHα/O3/SⅡ撮影などが楽しめます。

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まずはご紹介ムービー(収録:1分30秒)をご覧ください。簡単で快適な操作方法をご理解いただけると思います!

 

楽しくタイムラプスで星空ムービー撮影!

YouTubeに筆者の星仲間が、分かりやすくタイムラプス撮影についてアップしてくれたのでご紹介いたします。このムービーを見ると、きっと綺麗な星空の下へ出掛けて行って、ムービーを撮影したくなりますよ!

内容はカメラのパラメータの設定方法です。

筆者もなかなか綺麗な元画像データを撮影することが出来なくて困っていたことが、このYouTubeを見てクリアになりました。

「ASIStudio」を使ってみよう!

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ZWO社が作成したZWO社製ASIシリーズCMOSカメラ専用の撮影コントロールソフトをご紹介します。このソフトは無料でZWO社のホームページから手にすることが出来て、どなたでも簡単にダウンロードして使うことが出来ます。

このソフトの特長は1.惑星撮影 2.星雲星団銀河撮影 3.ライブスタック撮影に応じて3つの入口(ソフト)が用意されていることです。つまり他のSharpCapやFireCaptureなどのソフトのように、撮影対象天体によって自分ですべての撮影パラメータを設定することなく、ビギナーの方でも簡単に撮影を楽しめるようになっています。

紹介ムービーをご覧ください(収録:2分)

 

超絶! 早い簡単 MGEN-3を東京都千代田区でテスト

昨晩、KYOEI東京店舗前歩道で新しいオートガイダー「MGEN-3」をテストしてみました。その操作性の簡便さやオートガイドがスタートするまでの時間の短さに筆者は感動しました! まずはそのムービー(1分49秒)をどうぞご覧ください。

https://youtu.be/3k54Bl6V-pU

当日は薄雲が上空を流れるような夜空で、たくさんの街灯と高層ビルに囲まれた環境でテストしました。またガイドスコープは上弦の月と小犬座のプロキオンの中間あたりの空域を向いていました。

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驚いたのは、ピントさえ合わせておけば「One-pushオートガイド」のメニューを1回選択するだけ…あとはMGEN-3がガイド星を検索して、そのままキャリブレーションまで自動的に実行するので、操作がとても簡単だったことです。しかもそれに要した時間はたったの35秒! 初めてオートガイドにチャレンジする方々には朗報だと思います。

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LACERTA MGEN-3・100GSSアルカセット

そして新機能の「マルチスターオートガイド」は、複数のガイド星を使ってガイドするので、ガイド精度がより高くなります。AIを駆使したオートガイドは、これからの新しいオートガイドの世界が始まると感じました。

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MGEN-3・100GSSアルカセットのピントの位置は、ご覧のように20~40mの間あたりになります。

高コスパの電視観望!

ビギナー向けの普及機の望遠鏡を使用して、電視観望を活用するとどれくらい星雲や星団や銀河を観ることが出来るのだろうと思って実験してきました。結果はご覧の通りで、想像していた以上に迫力のある天体像をスマホやiPadなどのタブレット画面で堪能することができました。写真はスクリーンショットなので、現場で観たままの画像です。ノートリミングです。

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M3「球状星団」:露出1分×32枚スタック(夜食中に気が付くと32枚も!)

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M51「子持ち銀河」:露出1分×12枚スタック

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M101「回転花火銀河」:露出1分×17枚スタック

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M97「フクロウ星雲」:露出1分×25枚スタック

撮影システム:

ケンコー製SE102鏡筒 + iOptron製CEM25赤道儀 + ZWO製ASI385MC(非冷却CMOSカメラ) + ZWO製ASIAIR-Pro + ZWO製赤外カットフィルター

長野県小諸市まで遠征したのですが、当日は少し風が吹き、また薄っすらと一枚雲が掛かっているような夜空の状態でした。天頂から南側は光害に溢れているような環境だったので、フィルターがIDAS製NGS1などの自然光や人工光をカットするものであればコントラストが付いた画像になったと思います。

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ライブスタック撮影でも、ASIAIR-ProのUSBメモリースティックには天体画像をFITSフォーマットとして保存することが出来るので、あとからゆっくりと画像処理を楽しめます。筆者はあまり画像処理が得意ではないのですが、時間にしてそれぞれ数分処理した画像を掲載いたします。輝星には青ハロが出ています。実売価格3万円の鏡筒なのでお許しください(笑)それと風による影響で星に細い尾っぽが。。。

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〇この電視観望システムだと、じつは簡単に眼視での観望もOKなのです。CMOSカメラを天頂プリズムから外して、そこにアイピースを差し込みます。そしてちょっとピント位置を調整するだけで天体を目で見るシステムに変身してしまいます。

〇NikonやCanonの一眼レフカメラでも、3万円台から70万円台までと大きな価格差があります。3万円台の一眼レフカメラでもお手軽に赤ちゃんのスナップショットや風景の写真が綺麗に撮れますよね。それと同じ発想で今回テストしてみました。









 

ASIAIR-Proには日本語操作マニュアルも同梱!

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お待たせしました。今回入荷したZWO社製ASIAIR-Proを全品動作チェックいたしました。ご注文をいただいていた順にお客さまへ発送を開始いたしました。

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同梱する日本語操作マニュアルは、KYOEIスタッフが実際に使用した体験を基にして制作しました。ボタンや入力項目の機能説明ではなく、電視観望や撮影目的に応じた解説を心掛けました。また写真や図をたくさん配置しているので、視覚的に分かりやすいと思います。