ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

星ナビ3月号を読んでください!

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『楽しい電視観望』の特集記事が星ナビ3月号に掲載されています。(2月5日に全国書店で発売)

「眼の感度と口径の壁を超える」をコンセプトに、広く浅くそして分かりやすく執筆しました!  眼で小口径望遠鏡のアイピースを覗いてもなかなか星雲や銀河を見ることは出来ないけれど、電視観望スタイルならどなたでもちゃんと見られるんです。

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Part1:みんなで宇宙を観る

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読んでいただくと電視観望の概念がすぅーっと頭の中に入ってくると思います。

例えばパソコンを持っている人なら、あとはCMOSカメラがあるだけで電視観望ができちゃうというめちゃ簡単な撮影システムもご紹介しています(^^)

ASIAIR PROを室内で触ってみました!

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ASIAIR PROベータ版アプリをiPadにインストールして接続してみました。

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接続してみるとさっそくファームウェアアップデート処理が走って、本日現在の最新バージョンは4.49にアップされています。ドキドキしながらENTERをタップすると。。

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いままで見慣れた初期画面が現れました。ASIAIR PROになって筆者が一番気になっていたライブスタック機能が、どこまで細かな機能を搭載しているのかを最初に確かめてみました。このライブスタックがあれば電視観望を簡単に楽しめて、その上パソコンが必要だったSharpCapのプログラムを使わなくて済むからです。つまりスマホやタブレット端末だけで電視観望が出来るのです!

上画面の右上にある黄色い文字PreviewをタップしてLiveを選択。すると、、、

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ライブスタック機能には、なんとフラットフレーム、ダークフレーム、バイアスフレームの各処理を施すメニューが表示されたのです。実際の星空でテスト撮影をまだ実施していないのですが、これらの機能がライブスタック撮影時に処理できれば、驚くほど綺麗な天体写真も撮影できることになります。これは想像以上にとても嬉しい機能が搭載されていることになります!

 

ASIAIR PROがやって来た!

ASIAIR PROのテスト用サンプル機が1台、KYOEIにやって来ました。

さっそく箱を開けて、気になっていた箇所をいろいろ触ってみました。内容は順不同ですが、つれづれなるままに掲載していきます。

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まず大きさは見ての通り、通常のスマートフォンのサイズより小さいです。厚さはありますが、ズボンのポケットにすっぽり入るくらいです。

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USB3.0ポートは2つ用意されています。これらのポートにはメインCMOSカメラとUSBメモリースティック(64GB付属)を接続します。いままでのASIAIRのポートはすべてUSB2.0だったので、それと比較すると撮影データ転送の高速化が図られ、また外部記憶としてUSBメモリースティックが使えるようになったのでとても便利になりました。たとえば現場でUSBメモリースティックを差し替えることで、天体ごとや撮影者ごとに分けてセーブすることができます。また容量の大きなUSBメモリースティックを使えば、撮影枚数を気にすることなく撮影に専念できます。

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残りの2つのUSB2.0ポートは、オートガイドカメラや赤道儀との接続に使います。つまりデータの高速転送が必要ない機器のためのポートになります。上写真のメインCMOSカメラのUSB2.0ポートには、電動フィルターホイールや電動フォーカサーを接続できます。これはとても快適な接続方法です。

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ASIAIR PROにはなんと4つもの12V電源出力コネクターが用意されています。先月、ZWO社を訪問した時には、なんでこんなにたくさんのコネクターをと思っていたのですが、実際に触ってみるとその便利さを痛感しました。電源配線地獄から解放されるのです。1.メインCMOSカメラ 2.電動フォーカサー 3.露ヒーター 4.赤道儀などへの電源供給ができるのです。ASIAIR PRO本体は基本的に鏡筒の上やその周辺に載せることを前提にしているので、配線ケーブルもとても短くて済みます!

ASIAIR PROに触れてきました!

リニューアルされる「ASIAIR PRO」を待ちきれなくて、ZWO本社を訪問してきました。Sam社長をはじめスタッフの皆さまと再会の喜びを味わう間もなく話題はASIAIR PROへ。相当気合を入れて製作に取り組んだASIAIR PROはかなりの自信作、と懇意にしている技術担当スタッフから説明を丁寧に受けました。

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ご覧の写真のように筐体の質感は高く高級感がアップしています。またプラスチックからメタルへ変更されるとともに排熱孔も多数開けられて、CPUの冷却効果も格段に向上したそうです。まるで高級スマホを触っている感じでした。

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細かな性能アップや機能アップについては当社のホームページをご覧いただくとして、筆者が楽しみにしているのは、新たに搭載されたライブスタック機能です。これで他のアプリを使わなくても、ASIAIR環境だけで電視観望がより簡単にそして快適にできちゃうことになりそうです! 

夏の全国の星空イベントで皆さまにより身近になった電視観望を体感していただけると思います。

RASA8 + ZWO製冷却CMOSカメラで2か月連続最優秀作品!

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星まつりイベント会場のKYOEIブース前でデモンストレーションしている望遠鏡システム

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天文ガイド12月号と1月号に「RASA8+冷却CMOSカメラ」の作品が最優秀賞に!

RASA8冷却CMOSカメラで撮影された天体写真が、天文雑誌の最優秀作品になりました。いや~凄いですね、2か月連続で最優秀作品に選出されているのです。

筆者はとても嬉しくなりました。というのもKYOEIが今年に開催されたさまざまな星空イベントに持ち込んで、たくさんのお客様に電視観望というかたちでデモンストレーションさせていただいていたシステムと同じだったからです。RASA8のF2という比類なき明るい光学系は電視観望には最適で、短時間露光でディープスカイを周りの皆さまにお見せすることが出来るからです。

 

以下に長野県小海の星フェスで撮影した写真を掲載いたします。

RASA8鏡筒ZWO社ASI294MC-Pro ・露出時間10秒または30秒 ・1枚画像 ・濃霧および会場テントブースが明るすぎて北極星見えない⇒極軸合わせしていない ・iPad画面のスクリーンショット(画像処理なし)

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露出10秒のらせん状星雲(みずがめ座

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露出10秒のさんかく座銀河(M33)

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長野県小海星フェス会場 KYOEIブース前の電視観望の様子 たくさんのギャラリーに感謝

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露出30秒のプレアデス星団(M45) 反射星雲まで写っています

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露出30秒の北アメリカ星雲(NGC7000)

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露出30秒のまがたま星雲(IC405)

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露出30秒の網状星雲(NGC6960) 青色や赤色が入り混じった網模様が見事

小海の星フェス会場でデモンストレーションしている時間は約1時間30分ほどですが、短時間でもこんなにたくさんの天体を見ることができます。どれも淡いので通常なら諦めてしまう天体をみんなで観望できるというのは驚異的ですよね。このシステムだとより淡い天体にきっとチャレンジしたくなると思います。

同じシステムでも最優秀作品のようにじっくりと同一天体を撮影すれば、目からうろこの天体写真が撮影できてしまうのはやはりデジタルの力だと思います。これからの天文ライフの新しいトレンドではないでしょうか!









ZWO社を訪問しています!

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1年ぶりにZWO社を訪問しています。卓越したアイデアと新製品で日本市場でもその存在感を発揮しているCMOSカメラメーカーさんです。いつも和やかにZWOの社長が我々を温かく迎えてくれました。そして今回は特に技術スタッフや営業スタッフの方々とたくさんの情報交換を含め親交を深めてきました(^^)

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KYOEIでも12月上旬に入荷予定の新機種であるASI183GTなどを手に取って見てきました。これはフィルターホイル内蔵型の冷却CMOSカメラです。筆者は少し重量があるのかと思っていましたが、持つと意外と軽く感じました。

高感度な CMOSカメラでDSO(深天体)撮影を考えている皆さまにはオススメの機種だと思います!

これからはパソコンやネットに関心のある方やカメラに興味のある方にもどんどん使っていただけるような新機種が、たくさん出てきそうな予感がしました(^^)

「星空写真館」…慶應大学天文研究会

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11月24日まで慶應大学三田祭(学園祭)で「星空写真館」が開催されています。KYOEIをサポートしてくれている学生スタッフが天体写真を出展しているので、さっそく観に行って来ました。

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ご覧のようになかなかの盛況ぶりで、こんなに天体写真って人気があるんだと実感することができて、なんだかとても嬉しくなりました(^^)

星野写真や星景写真をはじめ、赤道儀でしっかり追尾して数10枚の写真データをコンポジットして最新画像処理技法を駆使した力作まで展示されていました😊

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また会場では、それらの写真が綺麗なカードやカレンダーやクリアファイルになっていて購入することもできます!

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三田祭はJR田町駅から歩いて7 〜8分ほどのところ。大学生が一生懸命撮影した天体写真を是非とも見に来てくださいね。

(上図は慶應大学HPから)