ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

ZWO社製「EAF(電動フォーカサー)」は超快適アイテム!

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ZWO社製EAFをTakahashi FSQ85鏡筒に接続してテスト撮影してみました。

ピントを追い込むのに手動と電動とでは、こんなにも差があるのかと思い知らされるテスト撮影になりました。当たり前と言えばその通りなのですが、ピント合わせのその快適さや正確さや再現性に筆者は感動しました。そしてなぜ今まで電動フォーカサーを使ってこなかったのかと!

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上写真:EAFアドバンスセットのハンドコントローラと接続 下写真:ASIAIRと接続

ご覧のようにEAFアドバンスセットの場合、ハンドコントローラには粗動と微動の切り替えがあり、これだけでも手動によるピント合わせよりもかなり快適にしかも正確にピントを追い込むことが出来ます。手動だとピントノブを回転させるたびに鏡筒がわずかながら揺れる上に、フォーカスをINからOUTに逆回転させた時などは撮影前の気持ちにストレスがかかります。

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ASIAIRのフォーカサーセッティング画面:粗動と微動の回転量を1ステップ単位で設定OK

ASIAIRとEAFを接続してテストした結果、超快適で超正確で皆さまに是非とも試していただきたい気持ちになりました。ASIAIRではiPhoneやタブレットの画面でピントの位置を数値化して視覚化されて確認できるので、長年の経験や手の感覚といったものに頼らずにピントを追い込むことができます。言い方を変えると、誰でも簡単に正確に迅速にピントを追い込むことが出来るのです。

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ASIAIRのフォーカスモード画面:これらの4つの情報から正確にピントを追い込める

ASIAIRのフォーカスモードでは、1.実際の星画像 2.星の明るさ強度 3.星像の細さ 4.星像の収束度を一画面で常に動画として確認できるので、これらの情報をチェックしながら赤い丸の微動のIN/OUTアイコンをタップしながらピントを追い込みます。つまり眼や手の感覚ではなくて、ピントを合わせるための数値を見ながら調整するので、正確なピントの山を短時間で掴めるのです。

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ピント合わせをした後の実際の撮影画面(子ぎつね座(M27))

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撮影全体システム

 今回のテスト撮影システム(上写真)では、ASIAIRで以下のすべてのコントロールを行っています。しかもWiFiコントロールなので撮影システムは屋外に、撮影者は暖かい室内や車内で音楽を聴きながら快適に天体写真撮影に没頭できます!

・撮影 ・ピント合わせ ・オートガイド ・天体自動導入 ・プレートソルビング

デモンストレーション of 電視観望🌟

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「星と自然のフェスタ」の星空イベントのKYOEIブース前で電視観望を実演しました。夜8時くらいからようやく濃い霧がところどころ晴れ始め、その天域を狙って撮影しました。

アメリカ星雲、プレアデス星団、網状星雲はいずれも露出30秒の1枚画像でiPad画面のスクリーンショットです。

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KYOEIブース前はこんな感じで、たくさんの方々に同時に楽しく星空観望していただきました。

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このさんかく座にあるメシエ33銀河は、露出時間がたった10秒です。

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今回、筆者がいちばん電視観望したかった水瓶座のらせん状星雲です。700光年先の惑星状星雲です。撮影時はかなり低い高度に位置していました。

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光星雲の勾玉星雲も捉えることができました!

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「いままで何十年も天体写真を撮影してきた労力はなんだったんだろう?」とか「蓄積した経験をどーしてくれるのぉ!」という声が皆さまから聞こえてきました(^^)

星空イベント会場で、久しぶりに星空観望会ができた印象の満足感のある夜でした。

お付き合いいただきありがとうございました🌟

撮影情報:CMOSカメラ(ZWO ASI294MC-Pro)、望遠鏡(RASA8)、赤道儀(iOptron CEM40)、フィルタ(IDAS NGS1)、北極星が見えず極軸合わせは適当、ノータッチガイド

電視観望のお話をしました^_^

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「星と自然のフェスタ」会場のホテルの素敵なバンケットルームで、かんたんな電視観望のトークをさせていただきました。

立ち見席が出るほど想像以上に多くの方々にお集まりいただき、正直言って驚きました。これだけ電視観望に興味や関心を持っている星空ファンがいらっしゃることに!

コンテンツは、ほしぞloveブログのSamさんと二人でお話ししました。終了後の質問タイムもたくさんの方から中身の濃い疑問や質問をいただいて感謝感激でした。ご静聴ありがとうございます🌟

北八ヶ岳・小海「星と自然のフェスタ」でKYOEIブース開店中!

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本日只今、長野県北八ヶ岳に位置する小海町で開催されている星まつり会場でKYOEIブースをやってます!

今回は電視観望システムをベースに、皆さまに星空との遊び方をご提案しています。夜晴れたらKYOEIブース前において、電視観望のデモンストレーションを実演いたします。皆様のご来店お待ちしています🌟

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会場には小海マン達もたくさん来場していますよ!

電視観望は大人気…東京立川の小学校星空観望会!

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電視観望(ライブスタック)で撮影したメシエ27 アレイ星雲 <簡易画像処理>

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小学校の校庭で電視観望中のPC画面

星のソムリエ仲間たちと東京都立川市の小学校校庭で、110名もの児童や保護者の方々と電視観望も楽しみました! はじめはオーソドックスに望遠鏡を覗くスタイルで月面や木星や土星の環っかを。 後半にCMOSカメラとPCを使用して電視観望に。 するとPCの画面に徐々に浮かび上がってくるアレイ星雲を見て歓声が沸き上がり、児童や保護者や校長先生もスマホでPC画面をパシャパシャと撮影されていました。ちなみに当日の星空は3等星がなんとか見える程度でした。 宇宙の神秘の感動を共有できる電視観望は星空観望会には最適なシステムですね!

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上写真:校庭の周りは団地で街灯が煌々と。 下写真:PC画面をスマホでパシャ。

撮影システム:

ZWO ASI294MC(非冷却CMOSカメラ)IDAS NGS1(人工光&自然光カット)フィルタ タカハシTSA120鏡筒 + パソコン(39,800円程度)

露出:5秒×120枚=10分 Gain:426 撮影ソフト:SharpCap(ライブスタック機能)

画像処理:レベル補正、トーンカーブ処理、デジタル現像、スターシャープ処理

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ご覧のようにCMOSカメラと適切なフィルタと非力で小さなPCだけでOK!

通常の望遠鏡システムの接眼部にこのCMOSカメラを取付けるだけ。つまりアイピース代わりにデジタルの眼のパワーを利用。すると星雲や星団や銀河などの色彩や形状はもちろんのこと、たくさんの人と同時にそれらを楽しむことが出来るようになります。

「奇跡の電視観望」…星をもとめて(京都)

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台風17号の分厚い雲の隙間を狙って、ついに見ることができましたメシエ27(アレイ状星雲)。KYOEI電視観望スタッフは星をもとめて会場の熱心な星ミストの方々のサポートをいただいて、ある意味での公約を果たせました。皆さまありがとうございます(^^)

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22時前に台風の雲間から数秒の切れ間を通してようやく撮影に成功しました。いゃ〜、その瞬間アドレナリンがドバーッとでましたね😄 皆さんから拍手をいただきました。この悪条件下で、さすが電視観望ですねと。。

北極星が見えないので極軸を全く合わせていない。 ・数秒しか晴れ間がないのでほとんどピントを合わせられない。 ・雲が多くて露出時間も10秒が限界。 ・ iPad画面のスクリーンショットなので画像処理なしの1枚画像。 

 

撮影機材: ASI294MC-Pro + ASIAIR + RASA8 + iOptronCEM40赤道儀

「星をもとめて」で星空を待ってます!

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京都府南丹市で今晩開催されている星空イベント「星をもとめて」会場から生リポートです。

台風17号の影響もありときどき雨に降られましたが、それでも日中は雨ニモマケズ風ニモマケズの天文ファンがたくさん集まりました。

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ここでもおかげさまで冷却CMOSカメラには多くの方々が関心を示してくださいました。質問内容も多岐にわたり、電視観望をはじめとするデジタル天体撮影システムを導入してみたいなぁーと言う声がいくつも上がっていました。

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毎年恒例のKYOEIガラクタ市はかなりの盛況ぶりで、その気迫に圧倒されてしまいました(^^)

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