視直径が小さい天体の電視観望/撮影システムのご紹介。。。
フクロウ星雲を撮影中、iPad画面では上写真のように見ることができました。画面に用意されている画像処理(ヒストグラムストレッチ(レベル補正))のみで快適な電視観望を楽しめます。ってか、こんなに見ることが出来て現場のスタッフは驚きました!
この望遠鏡システムは、小さな「惑星状星雲」や「系外銀河」を電視観望/撮影するための、お薦めシステムのひとつではないでしょうか!
・口径203mm、焦点距離2000mm直焦点撮影だからこその天体像の大きさと解像度
・焦点距離120mmのガイドスコープでもガイドOK
・イメージサークルはAPS-CサイズのCMOSチップ画角の範囲はノープロブレム
・シュミカセ特有のミラーシフトはほとんど感じないのでフォーカス時ストレスフリー
<電視観望/撮影システム>
セレストロン EdgeHD800鏡筒 + ZWO社ASI2600MC-PRO 冷却CMOSカメラ + ZWO社30F4ガイドスコープ + ZWO社ASI120MM-miniガイドカメラ + iOptron CEM40赤道儀またはGEM45赤道儀 + ZWO社ASIAIR-Plus WiFiコントローラ
<撮影情報>
露出時間2分×32枚 ゲイン値:100 冷却温度:マイナス20℃ ダーク、フラット、バイアスフレーム処理 ノーフィルター ライブスタッキング撮影 外気温マイナス3℃ 2022年2月2日 薄い雲あり 山梨県北杜市 ペンションスターパーティ
<おまけ> 以下の写真は同じ日に同じ撮影条件にて電視観望スタイルで楽しみました。いずれもiPad画面のスクリーンショット画像です。
<おまけ2> このオリオン座大星雲は露出時間30秒×1枚の画像です。コンポジットしていない1枚画像です。大きくて明るい散光星雲をテスト的に撮影したのですが、明るい中心像が潰れることなくトラペジウム4重星から周辺の星雲まで再現されているので、ASI2600MC-PROの飽和電荷量(FullWell)の大きさの効果が実感できました。またAPS-Cセンサーサイズの余裕の大きさでこれだけ広い範囲を写せることができるのも心のゆとりに繋がりますよね(笑)