発売されてホヤホヤで気になっていた冷却CMOSカメラASI585MC-Pと望遠鏡RedCat51Ⅲの組合せで、今秋10月にマイナス5等級になると予想されている話題の彗星を狙ってきました! 赤道儀はいつも通りのAM3赤道儀を使い、想像していた通りに快適で楽しい電視観望/撮影を堪能できました。この電視撮影システムは、さまざまな意味でコストパフォーマンスが高く、安心して皆さまにお薦めできると感じました。見た目もカッコいいですよね!
撮影システム:
・カメラ=ZWO社ASI585MC-P ・望遠鏡=William Optics社RedCat51Ⅲ
・赤道儀=ZWO社AM3赤道儀+TC40カーボン三脚 ・制御システム=ZWO社ASIAIR-mini
・オートガイド=ZWO社ASI120MM-mini + 30F4ガイド鏡
・電動フォーカサー=ZWO社EAF ・フィルタ=IDAS社LPS-D3+ZWO社フィルタドロワーM42Ⅱ
撮影情報:
露出時間1分×60枚 冷却温度-5℃ ゲイン値252
メトカーフコンポジット処理(StellaImage9) ダーク、フラット、バイアス補正
2024年5月29日20時24分~21時24分 埼玉県秩父市
紫金山・アトラス彗星を撮影していたらおとめ座方向に雲が掛かってしまい、雲間から覗くメシエ16を次に狙いました。下右写真のように、淡い雲が張り出している中でもこれくらいなら撮影できました。AM3赤道儀と制御システムASIAIRのプレートソルビングの効果は絶大で、1分以内でこのメシエ天体を捕えることが出来ました。またオートフォーカサー機能でピント精度も抜群。これらのことが相まって快適性が向上して楽しくなり、デジタル系で武装した電視撮影システムの使用頻度アップに直結しているのだと思います。
撮影情報:
露出時間1分×16枚 ライブスタック撮影 冷却温度-5℃ ゲイン値252