最近、この星ブログで皆様にご紹介している電視観望システムをベースに、+αのアクセサリーを搭載して、北アメリカ星雲とペリカン星雲を撮影→SAO合成画像処理してみました。
いつもの都内自宅ベランダから車で1時間ほど移動して、夜空が少し暗い近郊都市にて天体撮影を楽しむってシチュエーションです(^^) この晩の天頂付近なら5等星くらいまで見えました。
口径5cmの小型望遠鏡システムでもここまで写ってくれれば結構感動しますよね! 当日は薄っすら雲が掛かって、月齢12の月も輝いていました。地理的に上空は東京や埼玉の街明かりがかなり被っていましたが、ナローバンドフィルターの効果は絶大でした。あと快適に楽しむためにもオートガイドと電動フォーカサーは必需品ですね😙
ベースとなる電視観望システム:
+αのアクセサリー:
○ZWO社冷却モノクロCMOSカメラ(ASI294MM-Pro)
○ZWO社電動フィルターホイールmini
○ZWO社ナローバンド7nm1.25mmフィルター(Hα、SⅡ、O3)
○ZWO社電動フォーカサー(EAF)
○Buckeyestargazer社電動フォーカサーブラケット
○ZWO社ミニスコープ(30F4)
撮影データ:
・露出時間(Hα,SⅡ,O3 全て3分×10枚 総露出時間90分) ・冷却温度0℃ ・ゲイン120
・ASIAIRのオートラン機能にて撮影 ・StellaImage9にてSAO合成画像処理
・2023年7月29日 ・埼玉県飯能市
<おまけ>
左写真:筆者の電視撮影システムは写真左奥の小さな望遠鏡。その右は、KYOEIリアル電視観望講座に以前参加された受講生の方の望遠鏡システム。
右写真:ナローバンド撮影の合間の息抜きに、木星も電視観望スタイルで堪能。➡︎こんな余裕の遊びもASIAIRがあると簡単にできちゃいます😉
"ベランダ天文族"電視観望システムをベースに、カメラやオートガイドなどをシステムアップすることで、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影したような満足度の高い天体写真を楽しく撮影できます!(筆者感想)