ピントを追い込むのに手動と電動とでは、こんなにも差があるのかと思い知らされるテスト撮影になりました。当たり前と言えばその通りなのですが、ピント合わせのその快適さや正確さや再現性に筆者は感動しました。そしてなぜ今まで電動フォーカサーを使ってこなかったのかと!
ご覧のようにEAFアドバンスセットの場合、ハンドコントローラには粗動と微動の切り替えがあり、これだけでも手動によるピント合わせよりもかなり快適にしかも正確にピントを追い込むことが出来ます。手動だとピントノブを回転させるたびに鏡筒がわずかながら揺れる上に、フォーカスをINからOUTに逆回転させた時などは撮影前の気持ちにストレスがかかります。
ASIAIRとEAFを接続してテストした結果、超快適で超正確で皆さまに是非とも試していただきたい気持ちになりました。ASIAIRではiPhoneやタブレットの画面でピントの位置を数値化して視覚化されて確認できるので、長年の経験や手の感覚といったものに頼らずにピントを追い込むことができます。言い方を変えると、誰でも簡単に正確に迅速にピントを追い込むことが出来るのです。
ASIAIRのフォーカスモードでは、1.実際の星画像 2.星の明るさ強度 3.星像の細さ 4.星像の収束度を一画面で常に動画として確認できるので、これらの情報をチェックしながら赤い丸の微動のIN/OUTアイコンをタップしながらピントを追い込みます。つまり眼や手の感覚ではなくて、ピントを合わせるための数値を見ながら調整するので、正確なピントの山を短時間で掴めるのです。
今回のテスト撮影システム(上写真)では、ASIAIRで以下のすべてのコントロールを行っています。しかもWiFiコントロールなので撮影システムは屋外に、撮影者は暖かい室内や車内で音楽を聴きながら快適に天体写真撮影に没頭できます!
・撮影 ・ピント合わせ ・オートガイド ・天体自動導入 ・プレートソルビング