先日、CMOSカメラでお手軽電視観望を楽しんできました。その時のパソコンの画面をスマホで撮影しました。
・望遠鏡:口径70mm 焦点距離400mm ・CMOSカメラ:ASI385MC ・マウント:SkyWatcher AZ-GTi経緯台 ・撮影地:埼玉県飯能市
いて座の散光星雲メシエ17です。黄色い丸の中を見ると、露出15秒、1枚画像、ゲイン値212(Maxは600)、2枚目を露出中、ということが分かると思います。つまり口径7cmの小さな望遠鏡でもたったの15秒露出で、このオメガ星雲の形や色までをしっかりと観望できます!
これはこぎつね座の惑星状星雲メシエ27です。露出21.1秒×8枚=2分49秒のライブスタック、ゲイン値202です。この画像にはディスプレイヒストグラムストレッチ機能を使って、簡易的なレベル補正とトーンカーブ補正をかけています。この機能のおかげで、対象天体が浮き上がってバックグラウンドの黒さが引き締まります!
上と同じメシエ27を露出1009ms=約1秒、1枚画像、ゲイン値600(Max)で撮ってみました。1秒でどのくらい写るかなぁーと思ってテスト撮影してみた画像です。右下のディスプレイヒストグラムストレッチを見ると、データが少なすぎて左端に寄っていますが、それでもここまで見ることが出来ます!
調子に乗って、こと座のリング星雲メシエ57も露出15秒、1枚画像、ゲイン値212で撮ってみました。ひしゃげたリングの形状や色までも確認することができます。
電視観望は一人でも楽しいのですが、学校や児童館科学館などの星空観望会で同時にたくさんの皆さまに天体を楽しんでいただくのに強力なツールとなりそうですね!