ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

ZWO社FF80-APO鏡筒でキャベツ星雲を撮ってみました!

胎児星雲(IC1848) カシオペア座で輝く輝線星雲 距離7,200光年 総露出時間=123分

初めてのお使いの心境で、新製品FF80-APO鏡筒を使って胎児星雲をナローバンド(SAO合成)撮影してきました。画像処理に十分な各色画像データ枚数が足りないためか、画像処理中の筆者のパソコン画面を見たKYOEI若手スタッフに、キャベツ星雲⁉、レタス星雲⁉などと笑えるネーミングを(笑) それでも漆黒の宇宙に、グリーンや淡いブルーのガスの広がりが写っているぽっかりと開いた穴のような画像が現れて、個人的にはワクワクゾクゾクして感動しました。

この鏡筒を使うとせっかくだからSAO合成撮影したくなりますよね!

撮影時の電視撮影システム FF80-APO鏡筒 + ASI294MM-P + AM3赤道儀

撮影システム:

FF80-APO鏡筒  〇FF80-APO用0.76×フルサイズレデューサー(焦点距離=456mm)

AM3赤道儀 〇TC40カーボン三脚

ASI294MM-P冷却CMOSカメラ 

ASIAIR-Plus 

電動フィルタホイールmini 

ナローバンド(7nm)1.25フィルタセット(Hα、SⅡ、OⅢ) 

EAF電動フォーカサー 

ASI120MM-miniガイドCMOSカメラ 

30F4ミニスコープ 

撮影情報:

・露出時間 Hα=3分×8枚 SⅡ=3分×15枚 OⅢ=3分×18枚 総露出時間=123分

・冷却温度=-10℃ ・ゲイン値=120 ・Bin=1 ・ダーク/フラットフレーム補正

・ASIAIRでWiFi制御 (Autorunモード撮影、オートガイド実行、オートフォーカス実行)

・StellaImage9にて画像処理 (拙い処理で失礼いたします…)

 (透明度は高いのに残念ながらシンチレーションがいまひとつで星像が収束せず…言い訳です!)

・撮影日 2023年10月17日 ・撮影地 長野県南佐久郡 高原

左:重量バランスを考慮してウェイトバッグ装着活用 右:撮影中にプレアデス星団

FF80-APO鏡筒へCMOSカメラやフィルタホイールの取付けは付属品パーツでOK

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