初めてのお使いの心境で、新製品FF80-APO鏡筒を使って胎児星雲をナローバンド(SAO合成)撮影してきました。画像処理に十分な各色画像データ枚数が足りないためか、画像処理中の筆者のパソコン画面を見たKYOEI若手スタッフに、キャベツ星雲⁉、レタス星雲⁉などと笑えるネーミングを(笑) それでも漆黒の宇宙に、グリーンや淡いブルーのガスの広がりが写っているぽっかりと開いた穴のような画像が現れて、個人的にはワクワクゾクゾクして感動しました。
この鏡筒を使うとせっかくだからSAO合成撮影したくなりますよね!
撮影システム:
〇FF80-APO鏡筒 〇FF80-APO用0.76×フルサイズレデューサー(焦点距離=456mm)
〇ナローバンド(7nm)1.25フィルタセット(Hα、SⅡ、OⅢ)
撮影情報:
・露出時間 Hα=3分×8枚 SⅡ=3分×15枚 OⅢ=3分×18枚 総露出時間=123分
・冷却温度=-10℃ ・ゲイン値=120 ・Bin=1 ・ダーク/フラットフレーム補正
・ASIAIRでWiFi制御 (Autorunモード撮影、オートガイド実行、オートフォーカス実行)
・StellaImage9にて画像処理 (拙い処理で失礼いたします…)
(透明度は高いのに残念ながらシンチレーションがいまひとつで星像が収束せず…言い訳です!)
・撮影日 2023年10月17日 ・撮影地 長野県南佐久郡 高原