新発売のIDAS NB1(ネビュラーブースター1)を使って輝線星雲のバラ星雲を撮影してみました。カラーバランスはさほど崩れることもなく、画像処理も簡単に施すことが出来ました。これはおススメのフィルターの1枚です!
このフィルターは星雲の主要4輝線であるHα、Hβ、OⅢ、SⅡ付近の波長域のみを透過させるナローバンド干渉フィルターです。カラーCMOSカメラとの相性も良くて、1ショットでカラー画像撮影が可能です。
撮影システム:IDAS NB1 フィルター + ASIAIR + ASI294MC-P + iOptron Versa108ED鏡筒(口径:108mm F6) + iOptron iEQ30Pro赤道儀
撮影情報:露出時間 3分×10枚コンポジット=30分 冷却温度マイナス20℃ (StellaImage7にてダークフレーム減算、トーンカーブ調整、レベル補正、その他簡単な画像処理) 撮影地:長野県野辺山
上の画像は、たった3分露出の1枚画像です。画像処理も基本中の基本処理しかしていません。ご覧のようにこんなに写っているのです。凄くないですかぁ。。。 ちなみにASIAIRからWiFiでスマホに送られてくるリアルタイム画像が下のスクショ画像になります。つまり撮影中でも撮影画像を確認できるので安心かつ快適な撮影スタイルですね。
筆者つぶやき:
このバラ星雲は2月6日に撮影したのですが、冬の時季の野辺山は八ヶ岳を越えてくる山岳乱気流により最悪のシンチレーションに見舞われた環境でした。おかげでオートガイダーをちゃんと実行させるのが一苦労でした。なので画像が全体的にちょっと眠い感じがしますがご愛敬ということで。。。