ネイチャーショップKYOEI東京店 星ブログ

新製品情報はもちろん、機材のテクニカルガイドや、webショップには掲載できないブログだけの限定情報など、裏表織り交ぜてぶっちゃけます!

Seestarが赤道儀にもなっちゃった🔭

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スマート望遠鏡Seestarってどこまで進化し続けるんでしょう!経緯台式の望遠鏡を購入したつもりだったのに、最新ファームウェアをインストールしたら、なんと赤道儀にも切り替えられるようになってしまいました。これは嬉しすぎます🥹

 

<赤道儀へ切替方法>


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メインメニューから「詳細設定」を選択する。新設された「Mount Mode」が経緯台モードになっているから、そこをタップする。

 

<赤道儀として極軸調整方法>

*極軸:赤道儀式望遠鏡において、地球の自転軸と平行回転する軸のこと。下図の天の北極に向かう点線軸。


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0.筆者はビデオ三脚の雲台にSeestarを載せた。雲台付属のパン棒だけで極軸調整可能でした。

1.最初に表示される短い解説ビデオをしっかりと見る。

2.表示される図に従ってSeestarの傾きを現在地の緯度(北極星の高度)に合わせる。画面内下の赤文字で表示されている36°が、実際の角度と連動してちゃんと表示が変わるので便利。

3.右上の「切り替え」をタップすると、自動的にSeestarが少しづつ動いて撮影した画像からプレートソルビングで位置情報解析。

4.すると画面真ん中に赤数字と緑数字が表示されるので、それに沿って雲台のパン棒を動かして、なるべくその数値を0に近づける。

5.画面真ん中に緑色でOK🙆‍♂️の印が表示される。

➡︎これで極軸が天の北極に合ったよってことに!なんて簡単で便利で快適なんだぁと筆者は感じました(^^)

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<天体導入撮影方法>

さっそくメシエ82系外銀河を導入して赤道儀で撮影してみました。


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今夜のおすすめ天体の中からメシエ82を選択しました。天体を自動導入後にちゃんとプレートソルビング機能が働いて、写野のど真ん中にメシエ82を捉えることができました。なんと気持ちがいい😃


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見ての通り街灯溢れる明るい住宅街において、露光約2分でもこれだけ系外銀河が写ります。そして明るさやコントラストを少し調整するだけで、驚くほど見やすく綺麗になります!


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ご覧のように、グリッドのアイコンをタップするだけで、赤経赤緯線と高度方位線に切り替えられます。

スマート望遠鏡Seestarをお持ちの方はお試しください! ご購入を検討されている方には朗報ですね!