一週間前のリポートに続いて、AM5赤道儀第2弾テストをKYOEI東京店近くの都立公園にて行いました。テスト当日のお天気は芳しくなくて、北極星どころか-1.5等星のシリウスまで霞むような空の状態下での実施となりました。
〇「トルクフル…肌で感じる粘り強さ」・・・上記写真のように大きくて重たい鏡筒に冷却CMOSカメラやオートガイダスコープなどを搭載しても軽快に駆動しました。天の子午線付近に向けても倒れそうなこともなく安定していました。赤道儀の新しい使い方が発見できそうな予感です。
また上右写真の獅子座のメシエ65と66は露出時間180秒×2枚ライブスタッキング撮影です。オートガイドを併用することで、なんと赤経と赤緯それぞれのガイド補正量が2秒角以内に収まっているのです。
*集録:30秒 *動作音も聞くことが出来ます(音量UPすれば聞こえます)
〇「簡単オートガイドで超高精度追尾」・・・波動ギア装置を搭載したAM5赤道儀でオートガイドする際に、いつも使っていた赤道儀と同じ設定パラメータ(初期値)でちゃんとオートガイドしてくれました。もしかするとパラメータの適正値を把握するまでに苦労するかもしれないと筆者はちょっと心配していたのですが、この結果に安心しました。
〇「ASIAIRと親和性バツグン」・・・当たり前と言えば当たり前なお話しですが、AM5赤道儀はASIAIRとの親和性がいいのです。接続や操作性に関してもストレスフリーなのです。具体的にはASIAIRとUSBケーブルで繋いで、赤道儀名にAM5を選択すればOK。つまりいままでASIAIRをお使いの方は、そのままAM5赤道儀を操作できることになります。
筆者コメント:AM5赤道儀は余計なものを削ぎ落した結果、機能美を感じられるほどのスマートな形状と軽量化が図られていると感じました。車を持たない方々や移動観測/撮影を諦めていた年配の方々にとってもとても魅力的な赤道儀だと思います。